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聴刻堂日乗

廊下の洪水

今日は老親宅で風呂を沸かした。
風呂に入るのはまだ自分らで可能だ。
準備と後片付けで支援が必要なのだ。

明日は自分の用事があって老親宅に来れない。
その分の買い物を忘れていた。
風呂に入ってもらってる間に買いに出かけた。

買い物から帰ってくると廊下が水浸し。
いったい何が起こったんや?!
老父がお湯を出しっ放しで出てきたようだ。

老父は風呂に浸かりつつ蛇口からお湯を入れる。
昔からそうだが、何故そうするかは謎だ。
自宅の風呂をかけ流しにしてどないすんねん。

廊下の水をタオルで拭き取ってゆく。
老母はオロオロ。
大丈夫だからと、風呂に入ってもらった。

当の老父は平気な顔。
認知の問題? ホンマかいな。
昔から自分に都合の悪い事はスルーする人だ。

風呂から出てきた老母は相変わらずオロオロ。
いいの、いいの。
廊下がキレイになって良かったじゃないの。

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