何のきっかけだったか忘れたけど。
養老孟子氏の本を読もうと思った。
氏の本は一冊も読んだことが無い。
まず代表作の「バカの壁」にした。
ものごとを理解するのは難しい。
断片的な知識を得たりすると。
それで解ったと思い込む。
思い込むとそれ以外頭に入らない。
それを「バカの壁」と言うらしい。
氏は怒っている。
バカな東大生に怒り、
そんな学生を育む個性教育に怒り、
リストラする企業に怒り、
国益より省益第一の外務省に怒り、
米国とイスラム原理主義者に怒る。
氏の歯切れのよい言説に戸惑う。
お説ごもっともではありますが…。
「バカの壁」との関係って?
言いたいのはこういうことらしい。
人間は「バカの壁」に囲まれてる。
それを自覚して謙虚にせなあかん。
自分が正しいと信じ込まんと。
それが相互理解につながる道やて。