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聴刻堂日乗

「モナドの領域」

本を読んで読書アプリに登録する。
毎回、評価を星の数で付けている。
しかし今回は評価できなかった。

筒井康隆の「モナドの領域」。

「巨匠が小説的技量と哲学的思索の
全てを注ぎ込んだ超弩級小説」。
読む方が随いて行かれへんかった。

小説にGODを登場させる。
そして裁判やTV討論で話させる。
いったい何を語らせると言うのか。

自分が本当のGODを前にしたら。
いったい何を尋ねたいやろか?
・・・
あかん、思い浮かばへんわ。
日頃ろくなこと考えてへんなぁ。

著者自らが「最高傑作にして、
おそらくは最後の長編」なんやて。
人生の集大成として書いたんやろ。

七瀬シリーズ以来の筒井ファン。
今更ながら読んで良かったなぁ。

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