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聴刻堂日乗

スモールワールズ

初めて一穂ミチを読んだ。
「スモールワールズ」。
ほぉ、なかなか面白い。

6編の短編。
それぞれ、ちょっと違う味。
好き嫌いは三対三。

どれも攻めてる感じ。
そこは全面的に好感。

会話が魅力的。
軽快なテンポ。
上手な書き手なのだと思う。

メインだけでも十分。
しかし設定も凝らずにいられない。
伸身宙返りだけでなく二回半捻り。

それが良いのか、悪いのか。
フィクションとリアリティ。
それらの適量は難しい。

ともあれ。
お気に入りの作家が一人増えた。

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