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聴刻堂日乗

映画「パレード」

映画「パレード」を観た。

2024年製作の日本映画。
Netflixで世界独占配信。
監督・脚本は藤井道人。
出演は長澤まさみ、坂口健太郎、
リリー・フランキー、寺島しのぶ、
横浜流星、森七菜、田中哲史ほか。

まあまあ面白かった。
出演陣が多彩で、彼らを観てるだけ
でも楽しかった。

物語は・・・どうなんだろ?
ちょっと不思議な世界なんだな。
現世に会いたい人を残した未練で
その先に行けずに留まる世界。
共同生活をしながら、その未練を
なんとかしようとする。

未練が解消するとその先に行く
のだが、もう一度死ぬみたいで、
未練の解消は良いのか悪いのか。

そもそも、その未練って、死ぬに
死ねない程のものなのか?という
ようにも思えてくる。

映画の絵としては感心するものが
多かった。海岸の景色とか、夕方の
遊園地とか、夜の"パレード"とか。

リリー・フランキーの尺が長く、
映画人のための映画みたいな感じ
がした。あとで監督インタビュー
を見たら、個人的な思い入れで
作られた映画らしい。

それもありか。と許せるほどの
作品ではありました。

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