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聴刻堂日乗

ボケ日和

「ボケ日和」という本を読んだ。
認知症の専門医が書いた認知症の本だ。

認知症の進行段階を春夏秋冬の4つに
区切って、どんな症状か書かれている。

本の前半は既に経験済のことばかり。
うちの老父母は夏の終わりから秋頃か。

事前に知っていれば何とかなる。
本が書かれた意図はそういうことらしい。

確かに事前に知っておくのは大切だ。
底が知れない恐怖は避けられる。

これからやって来る秋と冬。
まだまだ先は長いのだろう。

まあ、なるようにしかならんと思とこ。
本は最後にこう結ばれとった。
「ほどほどで、十分です。
 十分すぎるぐらいです。」

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