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聴刻堂日乗

映画「インターステラー」

映画「インターステラー」を観た。

2014年公開のアメリカ映画。
監督はクリストファー・ノーラン。
脚本はクリストファーとジョナサン
のノーラン兄弟。
出演はマシュー・マコノヒー、
アン・ハサウェイほか。

壮大なSF映画。
十分に見応えがあった。

気候変動や疫病で滅亡手前の地球。
家族と暮らす元パイロットの男。
愛娘の部屋で起きる不思議な現象
がきっかけでNASAの秘密計画に
加わることに。

ノーベル物理学賞も受賞した学者
キップ・ソーンが製作総指揮に加
わり、設定は難解だが迫真だ。

宇宙と地球上で時間の進み方が
違う。宇宙での1時間が地球上の
数年になる。そして時間は決して
過去には遡れない。

一面氷で覆われた"氷の惑星"や、
山脈の様な大波が立つ"水の惑星"
など驚きの映像。宇宙のスケール
では人間のちっぽけさを痛感する。

生存可能な惑星を探し、地球の人
を移住させるか、冷凍の精子と
卵子で人類の繁殖をめざすか。
個の生命体としての自分や家族。
"種の存続"にどう向き合うのか。

思考や感情を大いに動かされた。
169分の大作だが観る価値はある。

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