朝起きて、ふと携帯に目をやると
以前働いていた会社の社長からメッセージがありました。
"We are moving!" (私たちは移転します)
実は私、地元に戻る前は、Los angelesの郊外にある中華系の会社で働いていました。
社長はとてもフランクで(私より7、8歳くらい上だったと思います)
なかなか気が合い、時には言い合う時もありましたが
生意気な私を上くコントロールしながら、やりやすい環境で仕事をさせてくれました。
母が倒れたという知らせがあった後は、1ヶ月、2ヶ月に一度帰省することを許可してくださり、
(私は長らく親離れができない娘でしたので、直ぐにでも飛んで帰り、母にべったりとくっついて居たかったのです)
自分の親のことや、私と似たような経験の知人の話で、私の不安を鎮めるようにしてくださって居た気もします。
それでも一年後には会社を辞める決意をし、その旨打ち明けましたが、色々と話した後
また必ず戻る!という約束で、仕事を終えました。
日々過ぎていく中、母の状況が良くなったとしても、年老いた父の世話もあり
仕事に戻るという選択は難しくなり、最終的には諦める決断となりました。
ところで、We are moving のメッセージですが、”移転します” というのが通常の使い方ですが、
使う内容によっては、”前進します” や ”駒を進めます” の意味もあります。
元々、家族がいなくなった後の家や物の片付けの他、どうしても追いついていけない
私の気持ちを整理するために始めたブログ、
ここにきて、私に一番必要なメッセージかもしれません。
会社の手前でしばらく待たされた開かずの踏切。
貨物列車が右から左へ通り過ぎると、大急ぎで会社の入り口まで走っていました。