September 11

その日は朝からルームメイトたちに叩き起こされテレビを見るとワールドトレードセンターが大火災を起こしてました。

テレビで見てる現実が余りにも非現実過ぎたのか、寝起きでわけがわからなくなってたのか、とりあえずルームメイトを引き連れアパートメントの屋上に。

住んでるアパートメントの屋上に上がると2本のワールドトレードセンターからあり得ないほどの煙が立ち上がってました。

程なくして東側のワールドトレードセンターが倒壊。一瞬にして変わるスカイライン。倒壊したビルを見た人々の嘆き悲しむ声は戦闘機の爆音、そしてけたたましく鳴り響くNYPDとFDNYのサイレンの騒音で虚しくかき消されてました。これ自体この世の音なのかと疑いました。

全てのチャンネルでワールドトレードセンター倒壊のニュース。現在アメリカ上空に旅客機が十数機飛んでるとの報道で4機行方不明。NYとペンタゴンの3機は確認出来たけども残り1機が確認できないとの事でアメリカ全土に最上レベルの警報発令。

不確定な情報が溢れ、見えない恐怖に不安になりました。また今回のテロが旅客機を使ったバイオテロの可能性もあるので外出は控えるようにと、あと窓も開けないように指示されました。

自分の住んでた街は立ち入り制限区域に指定。

テロと言う脅威に不安で押し潰されそうな恐怖。

2001年9月11日の記憶は一生忘れません。

倒壊したビルのカビ臭い匂い、嘆き悲しみ自分の家に帰る人々の顔、けたたましいサイレンの音、そしてあのどこまでも澄んだ青い青い空の色。

18年前の今日と云う日は世界中の人がこの日自分が何をしてたかって覚えてる日。

その3年後、嫁とグラウンド・ゼロに訪れた時には涙が止まりませんでした。

この日の全ての犠牲者に黙祷を捧げるとともにこの世界全ての争いごとがなくなり全人類が平和に暮らせますようお祈り申し上げます。

合掌。