ホテルを6時半にチェックアウトして岡山駅へ、券売機で児島までの特急券を買って、特急南風の入線を待つ。24分前の普通児島行に乗ることも検討したが、760円を課金して岡山から乗り通すことにした。特急『南風』は発車5分前に入線、7時08分に岡山駅を発車した。大元を通過すると、行き違い列車の遅れで徐行して停車、備中西市を3分遅れで通過した。宇野線内では80キロ程度しか出さなかったが、茶屋町を通過すると120キロ近くまで加速した。
児島で乗務員が交代して、JR四国に入る。下津井瀬戸大橋は70キロ、櫃石島橋はでは80から60キロまで減速したあと、120キロ近くまで加速した。児島から13分かかって宇多津着は2分遅れの7時43分、児島からの表定速度は83.5キロ、思ったほどスピードを出していない。宇多津では5分停車して、後ろに高松から来た『しまんと』2両を連結、3両での運転から5両での運転となる。丸亀では黄色のアンパンマン列車とすれ違った。
多度津から土讃線へ、善通寺、琴平と4分毎に停車するが、線形が良いので120キロ近くを連続して出す。琴平から先は120キロまで出すところもあれば、カーブで90キロ以下まで落とすようになる。讃岐財田を83キロで通過すると、全長3,845mの猪鼻トンネルで香川県から徳島県へと入る。池田の街を右側に臨みながら、箸蔵で運転停車中の上りと90キロで交換、吉野川橋梁を渡り、佃を80キロで通過したあと、110キロ以上まで加速する。阿波池田着8時30分、剣山は2分接続なので対面でのホーム上接続となる。琴平からの表定速度は88.9キロと山岳区間にかかわらず高い。
阿波池田を出ると80キロ以上まで加速するが、三縄駅構内のポイント制限で55キロまで減速する。吉野川を渡り、トンネルを抜けると100キロくらいまで加速するが、80キロ程度に落として、渓谷沿いを走る。大歩危着8時48分、上りの赤いアンパンマン列車は遅れでいたため、2分停車が4分停車になった。全長4,179mの大歩危トンネルを出ると、しばらくは80キロで走行する。大田口駅構内のポイント制限で45キロで速度を落としたあと加速、大杉には4分遅れの9時10分に到着した。ホーム有効長が短いため、先頭車はドアカットとなる。
大杉を出ると100キロ以上まで加速するが、橋梁上にある土佐北川でポイント制限で60キロ以下まで落とす。再び80キロ以上に上がるが、繁藤でのポイント制限で45キロに落とす。繁藤を通過する前から、トンネルが連続、80キロ以上で山を降りていく。土佐山田着9時28分、阿波池田から大杉まで72キロだった表定速度は76キロに上がる。土佐山田で上り特急と交換した。土佐山田から後免までは5キロもないが、115キロ前後までスピードを出す。後免を出た後も100キロ以上出すが、薊野の手前で80キロまで落とし、9時40分に高知に1分遅れで着いた。岡山からは2時間32分と新幹線で東京から新大阪までの所要時間にほぼ匹敵する。名古屋までの所要時間に匹敵するのは大歩危辺りだ。
高知には1番線到着、対面の2番線には9時51分発の特急『あしずり』中村行が停車している。高知に来た目的は、観光列車『志国土佐時代の夜明けのものがたり』を撮影するため、その列車は4番線で10時02分の発車を待っていたので、階段を上り下りして、隣ホームへ向かった。その途中、2階にはアンパンマン列車ひろば、そのメインオブジェはウェディングケーキのような6段重ねのジオラマがあり、その中をアンパン列車の模型などが走っている。ジオラマはHOに見えたが、近くで見ると溝の下から動かしており、線路は絵になっていた。メインオブジェの横には8000系、アンパンマントロッコのミニオブジェクトが記念撮影用にあった。『志国土佐時代の夜明けのものがたり』はキハ185系の改造車、窪川寄りは黒い「Kurofune」、高知寄り車両は白い「Sorafune」となっている。
蒸気船モチーフの「Kurofune」は内装も黒く、夢をイメージした「Sorafune」は内装も白い。椅子とテーブルの配置替えは自由で、窓を背にしてテーブルを囲む宴会のような配置にしたり、窓側に椅子を向けて車窓を見れるような配置にもできる。にお土産を購入後、南口広場の三志士像を撮影する。武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎の像が並ぶ三志士像は駅が高架になった2年後の2011年に建てられた。
高知には33分だけ滞在して、10時13分の『南風』で戻ることにした。3両で自由席は1両だけだが、発車数分前にも関わらず、運よく最後の窓側に座れた。
大田口で運転停車中の黄色のアンパンマン列車とすれ違い、先ほど丸亀ですれ違った列車だ。景色が乏しく、トンネルが多いが、小歩危はこちら側に渓谷の景色が来た。阿波池田では、下り南風との行き違いのため、4分近く停車した。讃岐財田を出て平野部に入ると、100キロから110キロ以上出すようになる。琴平から10人くらい乗って自由席は埋まった。指定席はさらに混んでおり、1ドア辺り10数人の列ができていた。予定では多度津で、松山行『いしづち』へ27分で乗り換える予定だったが、丸亀で17分で乗り換えることにした。水分を買うのに、多度津駅前にはコンビニしかないのに対し、丸亀駅にはスーパーがあったからだ。
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