市電から、眺めると、それでも美しい熊本城。
ああ、桜、満開・・。
桜を眺めていると、先日読んだ、この本のことが思い出されます。
「あん」
正直、この表紙を見て、ほのぼのとして、おいしそうな話だろう、
と思って図書館で借りたんです。
ジャケ借り?とでもいいましょうか?
線路沿いから一本路地を抜けたところにある小さなどら焼き店。
千太郎が日がな一日鉄板に向かう店先に、イトの求人をみてやってきたのは
70歳を過ぎた徳江さん。
社会から、はずれたふたりが・・・。
内容はどうかいてもネタばれになりそう。
でも、もし。
もし、この本の名前をどこかで見つけたら、読んで欲しい!
心からそう思える数少ない本です。
特に、ハンセン氏病について調べている学生さんには是非読んでいただきたいのです。
哀しいけれども、生きる意味について考えさせられる小説。
餡子つくりの名人、徳江さんの大好きだった桜。
その桜を眺めながら
ふっくっらと炊かれた餡のドラ焼きが無性に食べたくなったのは
やはり、食いしん坊だから・・でしょうね。
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