図書館が再開して、開館時間も長くなり、利用しやすくなりました。
なるべく早めに借りて帰らなくては、とは思うのですが
やはりほんの森では彷徨って探すことがひとつの醍醐味だと思うわけで。
30分くらいの滞在は許してもらいたいものです。
今回、図書館で見つけたのがこちら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/77/dbfea0682bb098d131fa5625b4ec3e45.jpg)
『エピデミック』(川端 裕人著)
表紙の絵がアンリ・ルソーの『戦争』
ルソー自身この絵について、
「それは到る所に恐怖と絶望を残し、そして涙と廃墟を後に通り過ぎてゆく」
と説明を添えています。
だから、この『エピデミック』という作品にぴったり。
そうそう、ネタバレにならないように本書の説明をいたしますと
”首都圏郊外で、インフルエンザ様の感染症が勃発、死者が!
町のどこかに感染源が。故人が海外で接触した動物か?
それとも、食物、ペット、水、動物愛護センター、宗教施設?
感染源の候補を、疫学者がしらみつぶしに調べるが。
時間との闘い、感染症制圧の現実を描く!”(KADOKAWAの説明より引用)
かなり分厚い本なんですけどね
そのスピード感、内容に引き込まれて一気読み。
この作品が発表されたのは2007年。
う~ん、今年読むとまた味わいが違うかも。
いろいろと勉強にもなりますし。
※手軽な文庫版も復刊されているようです。