平成29年5月に実施された第4回キャリアコンサルタント試験
問13に出題された60歳以上の人が非正規雇用の形態についた理由として「正規雇用の仕事がないから」は×でした。正解は「自分の都合のよい時間に働きたいから」のようです。
下記、参照。
「平成28 年版
厚 生 労 働 省
労働経済の分析
―誰もが活躍できる社会の実現と労働生産性の向上に向けた課題―」
228頁中152頁に記載があります。
●非正規雇用で働いている高年齢者は、都合に合った働き方をしたいとする人が多い
前出第3-(2)-5図のとおり、60 歳以上の方は非正規雇用労働者として働く方が多い。そこで、労働力調査により、非正規雇用労働者が雇用形態に就いた理由をみると、第3-(2)-11 図のとおり、「自分の都合のよい時間に働きたいから」が最も高く、60~64 歳、65~69 歳、70 歳以上層がそれぞれ24.1%、30.8%、33.7%となっており、各年齢層で最も多くなっている。
一方で「正規雇用労働者の仕事がないから」は60~64 歳層で14.9%、65~69 歳層で10.1%、
70 歳以上層で6.0%と低下傾向にあり、高年齢者の働き方としては、自らの生活様式に合わせて仕事を選ぶ傾向が強い。
また、「専門的な技能等をいかせるから」については、60~64 歳層11.8%、65~69 歳層14.2%、70 歳以上の層15.7%となっており、年齢層を問わず一定程度の割合となっている。高年齢者が培ってきた専門的な技能をいかしていくことは、高年齢者自身が活躍できることはもちろん、若年層など次世代に技能を伝えていく役割も期待でき、そのような技能伝承により企業、ひいては我が国の競争力を維持していくためにも重要なことである。
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