わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

帯枕を

2007-08-13 07:15:56 | くらしのエッセンス
腰紐は、モスがよく締まると、よく着物の本に書いてあります。
はじめは、わたしもモスを使っていたのですが、楊柳のような、ちぢれた絹紐を見つけてからは、それだけになりました。
縫い目がないので、ひきつれないし、芯がないのでゴロゴロしない。
かさばらなくて、締まりも抜群です。
きんち、というのだそうです。

帯枕は、付属の紐だけでは安定しないから、ガーゼで包みなさい、と教わりました。
何度か調整してみましたが、ガーゼとはいえ、結構かさばる。
やせてたころはまだしも、織目の硬さも頭痛の種でした。

で、ふとひらめいて、前述のきんちで、帯枕をくるんでみたのです。
まくらをくるみきるには幅が足りなかったので、ぬいつけて、あとは袋にしました。
結果は、な~いす!
押し合いへし合いの胸元を、一流の清風のごとく、すんなりと通ってくれましたことよ。

ちょっとゼイタクだけど。


2 Comments

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Unknown (陽花)
2007-08-14 21:32:32
確かに最初から付いている紐だけでは
こころもとないですね~。
ちょっと、ひと手間かければいいのにと
私も思いながらしていないのがあります。
こうしておかれたら、本当にしっかりしながら
かさばらずいいですね。
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はい (Suzuka)
2007-08-15 05:42:49
きんちはお値段が張るんですが、格安のものを教えていただいて、それで閃きました。

ホータイとか、薄くなった絹とか、いろいろ考えましたが、このたよりなさが結構あったみたいです。

せっぱつまらないと、やらないんですけれども。
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