わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

菊一文字

2005-09-01 01:44:23 | くらしのエッセンス
ミーハー娘に、京都新撰組めぐりをつき合わされた。
屯所、壬生寺、そして島原。自室には<誠>マークが唐突に出現。
でも、お嬢さん、君は知らずや。
いまを去ること数年前。あなたの身内は、木屋も有次も振り切って、菊一文字の牛刀をゲットしてるんだよ~。
あぁ。

沖田総司の愛刀が菊一文字だったかはともかくとして、お気に入りの一振りです。
繊細な持ち味、というのがじっさい使っての感想。
鋼の種類は忘れてしまったのですが、みねにSWEDEN鋼と刻んであります。
相性の悪い包丁でさんざ怪我をした日もありますが、不思議と縁が切れました。
刃渡り、重さ、形状、握り具合とつぶしていき、最後に切れ味も好みだった、幸運な出会いでした。

木屋の菜切り墨流しとあわせ、自慢の立役者です。


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