ご帰還

この二週間、行方不明だった手帳が見つかりました。

ああっ、このこがいないばっかりに、どんだけ大騒ぎをしたことでしょう。

「おじゃましておりませんか」
とお問い合わせしたみなさまがた、大にお世話をおかけいたしました。<(_ _)>



コンパクトではあるんですが、それなりに機能してたんでしょう、
もう。にっちもさっちもいかなくなりまして。

携帯を代用しつつ、みつかるまでの仮の手帳も買いましたが、
持って出た一軒目であっさりわすれてくる始末。

なくなったとは思えないというのと
なくなってほしくない、とのせめぎあいといいますか。

ちょうど身内の手術の三日前でしたので
よけいに紛失をみとめたくなかったのです。


バックアップはとってなくはありませんが
情報は流動的なもの、パーフェクトとはいきません。
なにより、ほんとに落としていたら・・・と
すべからく、PW 変更です。

日がたって困り度はより深刻になり
とうとう後継探しを始めました。


ことしの父の日にノートカヴァーを贈りましたが
そのとき、黒だとみつからなくなるかもしれないと、
明るめのブラウンにしました。

わたしも、こんな事態では、はや危ういデス。
よおーくめだつ色とヴォリューム。が必要と判断、
失踪発覚が遅れた一因に、電子辞書とのみまちがいもありました。

いつでも存在を自覚できるよう、鈴でもくっつけようか。


ほぼ品定めが終了したところで、さりげなく夫に、
「キャメルとチェリー、どっちがいいかなぁ」
「どうせ、なくすからムダムダ」
と憎まれ口をききながらキャメルをさして
「それはあんたの色じゃないでしょ」
へぇへぇ。


青の時代の、終焉かな。


そして、今朝。

せっせと 「記憶を継ぐ」の更新に精出すわたしに、

「おかあさん！」

あや～。
なつかしい、planex 116 のひなびたカヴァー。
（というブランドだったのは、さっきはじめて知ったのですが）

やっぱり、おうちにいたんだねぇ。

折りしも病人はICUをでたし、そういうことか。



でも。

明日、くるんだよね。
あたらしいこが。