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一昨年作った傘の調整を問い合わせたところ、
部品の交換ですむとお返事をいただきました。
ついでに、替えの傘もと
以前使っていたのをみていただきました。
きれはぼろぼろだけれど、骨は使えそうな気がして、
捨てるに忍びなかったからです。
残念ながら、再生はできませんでしたが、
ようやく 踏ん切りがつきました。
一からオーダーとなると、気構えもすこし変わります。
日傘は、ただ日差しを遮ればいいだけではありません。
いつもいつも、顔の周り、その背景となるのですから
顔映りのいいものをえらんだほうがお得。
前回のは、機能性ではいうことなしだったけれど、
やや個性的で、バランスがむつかしかったのです。
夏の恋人
のびない。
薄すぎない。
こんな条件で探すとなると、意外と見つからない。
ピックアップしていたものも全アウトで、
いったんは仕切り直そうかとまで追い込まれました。
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ふっと思い出したのが、夫の母からゆずられた色無地。
サイズ直しに、洗い張りしたところでつまづいて、二十数年が経過していました。
染め直せば着られる、ものはいいよといわれましたが、
この色がすきでいただいたもの、その気になれずじまいだったのです。
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生地が確定したところで、
こんどは、折り畳みに向いていないような気がしはじめました。
わかった。
和服のときのおしゃれ専用にしよう。
もろくも、前提は崩れさりました。
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手元は、エゴノキに惹かれました。
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金沢動物園で、ちょうど花が満開でした。
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抜け目なく、枝も撮っておきます。
うーん、いいなぁ。
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持ってみると、なんだろう、この感じ。
がっしりと手を支えてくれる、樹の精と握手しているようです。
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色は、淡い柳色のはずですが、何回撮っても色が出ないので、夫に応援を頼みました。
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しかし。
家の中でも外でも、肉眼で見ている色にはなりません。
わたしたちが、視ていると、思い込んでいる色なのかしら?
そんな夫婦の思惑などよそに。
かさを拡げると、
ふっと姑の気配がしました。
手作り日傘 わたなべ傘店
無料で修理していただいた折りたたみも帰ってきました。
ほっ。
キミとは、せっせとお仕事しようねー。(^-^)
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