わただま 摘んだ?

風になる 花のかおりをまとうこと 遠い訪れを搬ぶこと 水のありかを囁くこと そして こっそり石たちの夢にすべりこむ

"Aquarius"

2006-05-03 11:21:19 | かぜは・・・
青春の一曲。
なぜか、この曲から先にすすまない。


風わたる丘
コートひるがえし
坂を降りてくる 先輩たち
大人びた 空気

紛争の翌年だった。


いま、クラシックのCDしか持っていない
私の音楽遍歴が
まずロックから始まったなんて
子どもたちに言っても
信じるまい。

ピンク・フロイド  『エコーズ』
ストーンズ  『Paint It Black 』
そして
『ヘアー』(ブロードウェイ オリジナルキャストヴァージョン)

Hair: The American Tribal Love Rock Musical - The Original Broadway Cast Recording


喫茶店でかかった曲の名を尋ねた。
『アクエリアス』
それが出遭い。
流麗なフィフスディメンションから、いつしかサントラへとうつり。

田村隆一の詩と
アトリエのアリアス像。
セットになった青春のファーストステージ。

六月の一夜 から
夏の 『スカボローフェア』(詠唱) を経て
イヴの 『Happy Christmas』(War Is Over) までの。


ほろ苦い
大人へのワンステップだった。


追伸:
   おとーさんにたれこもうったってダメだよ。
   席が隣だったんだからね。
   とーっくにバレバレ。
   
   おうちの中でときどき
   意味不明のあてこすりが飛び交うのは、
   お互いの古傷を知ってる
   夫婦の 紀元前の歴史 なのさ。


4 Comments

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今も健在 (風の森)
2006-05-03 23:59:21
PPM、S&G、赤い鳥、Carpenters・・・が、高校時代の私を流れた音楽。

今でもそれらの曲がかかると、ゆるやかに曲がったメタセコイアの坂道が見えてくる。

黒い詰襟軍団にほぼ占領された朝の坂道が、新入生当初はとても怖かった。が、その中で三年を過ごしたことが、その後男の多い社会を平気で生きる力を付けてくれた。

気の弱い男性社員や、能力に疑問符の付く上司に、「怖い」の「生意気だ」のと説教されるたび、うわの空の私の耳奥にはいつも力あふれるあの歌たちが流れていた。

J校、バンザイ!!
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パートの仕事にありつけず (Suzuka)
2006-05-05 09:06:56
もがいてた私に かもめ姐さんは言った

「まけるな、J高の女がすたる!」



そうさ、あきらめない・ナキゴトいわない・男に媚びない。



なんど、こころの中で繰り返したか。



出どころ問わず、がんばってるおみなは

だれでも仲間。



いずこまでなりとも、つきあうよ!
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そうですよね、女子は少なかったですね・・・ (風待人)
2006-05-08 15:31:25
私の高校も、女子は少なかったです…



その後は、数は同じくらいになったかもしれませんが。



『あきらめない・ナキゴトいわない・男に媚びない』



そんなに、カッコヨクはできなかった私たちの世代は



やっぱりチョッと軟弱だったのかもしれませんね…

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fu・fu・fu (Suzuka)
2006-05-08 17:25:45
謙遜されるのは、まだ早い。

女が化けるのは、これからよ
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