疑義

　昨日の記事で書いたiPS細胞の心筋細胞移植について
ハーバード大とマサチューセッツ総合病院双方から
そうした移植手術について倫理審査委員会の同意を得た
という記録は一切無いと声明(疑義)を発表したそうです
共同研究者でもある東京医科歯科大学の教授も
内容の精査を行わず署名をしてしまったのは注意が足りなかった
かもしれないと会見を行っていました
また、上記の移植を行ったとされる森口氏は看護学を専攻して
修了しており医師ではないとの事です
何か一気に疑惑の様相を呈してきましたね…
個人的には誰が嘘付いて自滅しようが一向に構わないのですが
先日の報道で期待をした移植待ちの患者さんや
そうした子供を持つ親御さんは多かったのではないかなと
思うだけに利己的な理由だけでそうした行いをして
ぬか喜びをさせたのだとしたら、その行いは粛清されるべき
かなと思いますね…
　本人の細胞から生成されるiPS細胞は倫理面でのハードルは
低いのかなと思うのですが、その分技術的ハードルは高いはずなので
今後はこうした疑義が出ないような仕組み作りや申請などのデータ管理が
重要になってくるのではないかなと思った一幕でした(''*