1500mクラブ

運動不足は健康の大敵

1962年のノーベル生理学・医学賞メモ

2012年03月25日 | うんちく・小ネタ

 DNAの分子構造を推定し情報複製の仕組みに言及した論文で、ワトソンとクリックのほか、三人目を思い出せないことがたまにあるがウィルキンスが受賞。

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コケと地衣類の違いメモ

2012年03月18日 | うんちく・小ネタ

 見た目が似ているせいで地衣類の中にコケの名前がついたものがたくさんあるが、根本的に、コケはコケ植物であり、地衣類は菌類と藻類が共生したものの菌類のほうに着目したものである。地衣類の成長は極めて遅く、厳しい環境に強いというか生存競争の相手がいないようなところでしか目立つことがなく、それも長らくコケと混同され続けてきた非常に地味な生物である。

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ハクセキレイ

2012年01月15日 | うんちく・小ネタ

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 よくいる。

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月が地球を回っていない件

2011年11月17日 | うんちく・小ネタ
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 地球を右から追い越して左で追い抜かれるみたいなことが一周の間に12回起こる(20番の図)。本質的には太陽の周りを回っているのであって、地球を回るのだとしても、カウンターの中の大将が29回ほど回る間に外の寿司が一周する感じ。それなのに、頭の中では寿司が一日で一回転している。月ですら、日常とは時間も空間もスケールが違いすぎて想像するのが難しい。

 晴れた冬の夜は、暖かい部屋で寝転がりながら月を眺めていたいのにうちには適当な場所がない。望遠鏡を据える場所もない。そのために出かけていく元気もない。まず望遠鏡もない。最近、あまり、ものが欲しいと思わなくなって、すすんで望遠鏡を買おうとも思わない。

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月の満ち欠けと引力

2011年11月16日 | うんちく・小ネタ

 ご存知のとおり、万物に働く引力の大きさは、物体間の距離の二乗に反比例する。この力は惑星と衛星との間にももちろん働いていて、ご存知かどうかはわからないけど、その軌道は長円を描く(らしい)。しかしまあ、月の場合、ほぼ円軌道である。

 つまり月は、満月であろうと新月であろうと、その方向にある限り、いつもだいたい同じだけの引力を働かせている。たとえば潮の満ち引きのようなことが月の見えかたによって影響を受けるのだとしたら、それはそのときの太陽の位置が関係していることを間接的に示しているに過ぎない。

 満月が精神作用に及ぼす影響のことを大真面目に語る人がいるが、たいていのところは、恐らく、気のせいである。

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減圧症

2011年11月15日 | うんちく・小ネタ

 減圧症のことを、英語では bends と呼ぶのだそうだ。

 水の中を深く潜ると気体が水圧を受けて圧縮され、長く滞在するうちに、窒素が毛細血管に入り込む。その状態から急激に上昇すると、圧力から開放された窒素が毛細血管の奥深くで膨張することで全身の細胞への酸素供給が断たれる。

 そんな減圧症がもたらす地獄の痛みによって体を折り曲げて悶え苦しむ、すなわち bend する姿から名付けられたのだそうだ。症状を何かに例えるでもなく極めて直截な表現から、イタイイタイ病を思い出した。よっぽど痛いんだろうなあ。なんて恐ろしい。

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ハレー

2011年11月09日 | うんちく・小ネタ

 ハレー彗星で知られるエドモンド・ハレーの研究分野を並べると、重力、気象、統計、潜水鐘、地磁気と多岐にわたり、いわく「どこにでも顔を出す男」として、学術分野において多大な貢献をした評判がある。中でも重要な貢献は、ニュートンとフックの間を取り持って、ニュートンの「プリンキピア」3冊組の最終巻を発刊させたことであるともいわれる。この頃、出版元でありハレーも所属していた王立協会の経営状態が非常に悪く、ちょうど出したばかりの本「魚の歴史」が思うほど売れなかったことから、数学原理を扱ったプリンキピアが売れるとは思えない、と出版を断られかけたもののそこをハレーが自費でなんとかしたところが、世界の物理学と天文学と数学の転換点だったらしい。その後、資金難の協会から給料の代わりに「魚の歴史」が支給されたくだりが劇的であった。その「プリンキピア」が人類の最高傑作といわれる陰になってしまったけれども、ハレーのことも忘れないでね。

 ハレーは、自分が見た彗星が、75~76年前と、さらにその75~76年前に観測されたものと同じものだったことを示し、次の76年後に現れる予想を立てた。死後に正しさが確認されたときに「ハレー彗星」の名をつけられたが、別にハレーが発見したわけではなかった。むしろこれでしか知られていないけれども。

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地質年代表

2011年10月09日 | うんちく・小ネタ

 いつかまとめなくては、と思っていた。だけど、こんなのまとまるか!という地質年代表は、「きまぐれ生物学」を見ていただいたほうが間違いなかった。

面倒くさくなった理由

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イギリス人が食器洗いの洗剤を流さない話

2011年10月07日 | うんちく・小ネタ

 イギリス人が食器を洗った後の洗剤を流さない習慣が評判。しかし、洗剤の成分が安全だとかどうとか言うのは理屈に合わない。なぜ食器を洗うのか。食器についた油脂を落とすためなのです。泡と油脂をくっつけて、一緒に洗い流すのです。その界面活性剤の実用的側面を、洗剤を使っておきながらまったく活かさない。イギリス料理がまずいためにイギリス人の舌が死んでおり、それがさらなる料理のまずさを生み出す負の連鎖の行き着いた果ての習慣なのだと思えなくもない。味がわからなかったら、洗剤が残っていたって関係ねえもの。

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宇宙の膨張

2011年10月05日 | うんちく・小ネタ

 今年のノーベル物理学賞に、宇宙の膨張が加速していることを示した人が選ばれた。「報道ステーション」の古館いちろういわく、宇宙が膨張していることは知っていた。しかしそれは、いずれ収縮に向かうといわれていた。ところが、膨張の勢いがもっと増していることがわかった。物質が増え続けているということである。

 あの人、なんか余計な付け足しをするよね。とりあえず、銀河同士は明らかに遠ざかっている兆候があるのに太陽系内はまるで変化していないらしいよ。意味がわからない。それに、宇宙の密度が小さくなっているのに予想外に温度が下がらない謎とかあるみたいよ。膨張速度も、観測結果はそうかもしれないけど理屈がちょっとわからないっていう。そんなエネルギー収支に説明をつけるために苦し紛れに導入されたように見える仮想の暗黒物質と仮想の暗黒エネルギーを、古館いちろうはいとも簡単に作り出した。物質が増えたら苦労ないわ。

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初版本の価値

2011年10月05日 | うんちく・小ネタ

 おととし、古い本が来客用トイレの本棚から見つかったニュースがあった。「種の起原」の初版だった。

 1250部しか発行されていないくだりは、あの本の520ページに書いてあった。もともと「自然淘汰による種および変種の起原に関する小論の概要」という半端な題名だったので発行者のマレーは500部に抑えるつもりだったが、本一冊分の長さになるように書き足された原稿と新しい題名を見て部数を増やしたというもの。1859年初版発行。その時代の、まだまだ書物が誰の手にもは渡らない頃の数少ない「初版本」なら希少価値もあろうものだけど、近代の商業刊行物で初版も糞もありゃしねえだろう、というレベルの価値論争は目に痛い。

 「適者生存」という言葉は、1864年、スペンサーの「生物学原理」の中で初めて使われたのだという。ダーウィンが初めて「進化」という言葉を使ったのは「種の起原」第六版で、その頃までに「進化」という言葉が世間に広まっていたために使わないわけにはいかなくなっただけで、それまでは「変化を伴う血統」という表現をしていたという。題名のわりには新種が生み出される過程が示されていなかったこととか、徐々に起こる変化に要する時間がだんだん伸ばされていったこととかによって他の学者の支持を失っていった話なんかがいちいちドラマチックなわけですが、とりあえず、いろんな社会的背景を抱えた上で版数に価値がついてくるものだと思うんだ。実用面で言えば「一般気象学」は第二版でないと役に立たないんだから。そのへんで消耗する本にさえ「初版」を信奉する行為を間近に見たことがあって、別に止めはしないけど理解ができなかった。持っている本が初版でないからというので古本屋で買いなおすようなことについて、古本屋で我々がごく簡単に手に入れられるような程度の本に対してこだわらなければならない観点だろうかと、どうも理解ができなかった。今もだけど。あ、「種の起原」って、感覚的にもっと古い印象があったけど、150年前なんすな。ペリー来航の頃なのか。ちょっと感覚がよくわかりません。泉重千代の生年とされるのが1865年で、昔なんだけど、自分が思っていたほどの昔ではない感じがあります。

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穴の歴史

2011年10月03日 | うんちく・小ネタ

 地球の半径6400kmのうち、中心から1200kmまでが固体の内核、3500kmまでが液体の外核、地表の40km程度がごつごつした地殻(外殻)で、残りが粘性のある岩でできたマントル、という4層から成ることでほぼ合意されている。

 地殻の厚さは、だいたいのところ、大陸では40km、海洋の下では5~10km、大きな山脈の下では65~95kmと言われている。

 1963年-1966年、アメリカがメキシコ湾沖の深さ4kmの地点を5kmほど掘り進む計画に手をつけたが、180mの地点であきらめた。

 1970年-1989年、ソビエトは地上から15kmを目指し、19年かけて12262mを掘ってやめたが、地殻を貫通するまではまだ3倍もある。

 マントルについては、地中の爆発によって生じた鉱床などから、組成の見当が立てられるみたい。外核が液体であることについては、磁場の存在などからだいたいこんなもんなんじゃねえの、という推測をつけていて、内核は、重力の偏りから割り出した地球全体の質量を満足するだけの物質を当てはめて、他の物理現象に矛盾が生じなければそれで正解なんじゃねえの、と合意されているのだと思っている(※個人の感想です)。

 地球って大きいね。

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DNAメモ

2011年10月02日 | うんちく・小ネタ

1869年、ミーシャー(スイス)が、正体不明の物質を発見し、細胞核ヌクレイに属していたためヌクレインと名づけた。
1888年、染色体が発見された。
1891年、ミーシャーが、ヌクレインが遺伝を助ける媒介物となる可能性を提起した。
1904年、モーガン(アメリカ)が、染色体に関する研究に取り組み始めた。
1910年、モーガンが、染色体が遺伝の要であることを証明した。
1933年、モーガンが、その功績でノーベル生理学・医学賞を受賞した。
この頃、染色体を構成する遺伝子とDNAについては不可解なまま。染色体に関連する何かが細胞の複製を指示している、という認識にとどまる。
1944年、エイヴリー(カナダ)が、DNAが遺伝における中心的な役割を担っていることを証明した。
この後、DNA構造の発見が目標とされる。
1950年代初頭、のちの1954年にノーベル化学賞を受賞するポーリング(アメリカ。1962年の平和賞も受賞)が、DNA構造を三重らせんと確信するようになり、競争から脱落した。
1953年、ウィルキンズ(イギリス)、クリック(イギリス)、ワトソン(アメリカ)、フランクリン(イギリス)のチームが、DNAの二重らせん構造に到達した。
1955年、エイヴリー死去。
1958年、フランクリン死去。
1962年、ウィルキンズ、クリック、ワトソンがノーベル生理学・医学賞を受賞した。
1980年代、それでも懐疑的だったDNA構造の構造についての評価が、次第に「確かなもの」として受け入れられるようになる。
1986年、ジェフリー(イギリス)による初の犯罪捜査目的でのDNA鑑定を機会に、コリン・ピッチフォーク(イギリス)が殺人を自供した。
2001年頃、二重らせん構造が電子顕微鏡で初めて撮影され、視覚的に確認された。
2004年、三重らせん構造の存在が示唆された。

 不足はWikipediaなり何なりで補ってください。

 そもそもが、作家ボルヘスが「バベルの図書館」(読んだことないけど)のバックボーンとした世界が、人間その他の生物の微細構造を当時の科学の及ぶ最先端の解釈で表現したものではなかったのかと考えて書き出したものです。「自然に存在するアミノ酸が22種類ある」という点が合致しているわけですけれども、たまたま合致していただけみたい。ある古細菌に22番目が発見されたのが2002年のことなのだそうで、1941年の発刊当時は20種類か21種類しか知られていなかったのが精一杯となれば、いよいよもって奇妙な世界すな。

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ニュートンの変人ぶりメモ

2011年09月27日 | うんちく・小ネタ

 科学的貢献に対する賞賛の陰に隠れているが、ニュートンの変人ぶりはすごかったらしい。学生時代にそれまでの数学的表現に限界を感じて微積分を発明したが27年間誰にも明かさなかった伝説。光に対する考えかたを一変させるような分光学の礎を築いたが30年間その成果を独り占めしていた伝説。フックをつぶした伝説とは異なり、どうもフックのほうが他人のアイディアを横取りする名手として知られていたらしいこと。ソロモン王の神殿の平面図にキリスト再臨と終末の日に関する数学的手がかりが隠されていると信じ、原書に当たるためヘブライ語を独習してまで熱心に探求をしていた伝説。数々の偉業を残したのは人生の片手間の部分でしかなく、多くを宗教と錬金術に費やしていた伝説。いや、変人というか、やっぱり神様すな。

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ニュートリノの超光速移動を観測

2011年09月24日 | うんちく・小ネタ

 CERNが「ニュートリノが光より速く移動したみたい」と発表したのが新聞に載りました。以下、光速度不変メモ。

 1905年に、アインシュタインが「運動する物体の電気力学について」という論文でいわゆる「特殊相対性理論」を発表(質量とエネルギーが同等であることを意味する有名な数式「E=mc^2」は数か月後に追加された補遺に登場した)。ここで、光速度が一定で至上のものであることが示された。何が「特殊」かといって、これが本質的に妨害を受けない状態で運動する物体を扱っているためで、初めから「重力」を除外して考慮している点が特殊。

 スイス連邦特許局の一職員だったアインシュタインが発表したこの論文には誰も注目をしなかったが…1917年、重力場を含めた世界での「一般相対性理論の宇宙論的考察」を発表。どういうわけか1919年に突然世界の脚光を浴びる。このとき、ニューヨークタイムズ紙が特集を組むためにゴルフ記者のクラウチにインタビューを行わせた。ものの本によれば「クラウチは何ひとつ理解できず、ほとんどすべてを間違って解釈した。」とあり、現在でいえば、報道ステーションでノーベル化学賞鈴木章先生の話を独自解釈した古館伊知朗のような感じだと思う。「世界で12人しか理解できない」という冗談めいた発言を真に受けて記事にするとこの見解だけが一人歩きし、のちにその数は「3人」にまで減ったこともあった。

 時間は空間の一部であるという発想がまた訳がわからないけれども、何にしても「真空中の光速度はあらゆる観測者からも一定」という訳のわからない前提によって築かれているこの理論を正しいものとしてみんなが研究を重ねていて、現に百年間も破綻なくやってきたのに、世界はその前提をひっくり返す発表を簡単に受け入れることができない。「信じられない」という言葉はこういうときにこそ使うもので、世界の反応は、まずは「GPS使ってこんな精密実験するなんて馬鹿じゃねえの」説が強い。

 しかし、光より速い物質が存在する可能性については、2010年にも日本で可能性が示されている。民主党の事業仕分け「光より速い通信手段ができたらどうするの?」である。

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