この2020年は、DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速した一年であった。
顕著にDX化がわかるのがデジタルマーケティングの領域。
重要性に気づいた企業・経営者は、先駆けて投資と担当部門に
このマーケティング方法をシフトするように指示してきた。
なによりこのデジタルマーケティングを後押したのは、間違いなく新型コロナである。
先駆けた企業・経営者はこの一年で十分に手ごたえをつかんだと思う。
顧客獲得のためのマーケティングオートメーションの導入により、
見込み客の獲得、商談のアポ、無料体験、フォロー、顧客化を
DX(Zoom、メールなど)でもできることは明らかになった。
加えて、社内、外出先でもクラウドを利用し、顧客ステータスや顧客の最新の属性情報も
捉えることができる。
さらに顧客の購買意欲などもこれからAIで分析することでピンポイントでわかることになる。
その準備期間が2020年だったように感じる。
2020年まではDXの主役は経営者。
デジタルマーケティングに投資し、DXを進めてきた。
トップダウンDXということになる。
では、2021年からのDXの主役は営業など実務者に移ることになる。
ボトムアップDXが必要になる。
なぜなら、見込み客から多様な情報が獲得できるタイミングは、「出会いの場」。
そのタイミングで実務者がどれだけ細かな情報を入力し、データベース化できるかになる。
ボトムアップDXへの見込み客への愛と顧客にするという気持ちが重要にある。
と、実はできているのは、敏感な中堅企業のみ。
大半の中堅企業はトップレベルがついてきていないのが事実。
特に地方には、まだまだチャンスが転がっている。
昔ながらの人間関係を大切にする
だけでは第二章に進められない。
「顧客対応は経営力強化の源泉である」
トップがコミットし、ボトムが現場で実践する。
そんな企業がAIレディな企業に発展する。
~日経MJ記事の所感~