


タイ釣行 4日目 死闘編
(全て実話です 盛ってません)
4日目の朝 私は予定を変えアマゾンレイクに向かっていた
当初この日はバラムンディ&ジャイアントスネークヘッド釣行の予定だったが、どうでもよくなった!
後悔はしたくない
どうしてもアラパイマ(ピラルクー)が釣りたい
私の人生の考え方は、後悔の数が少なければ少ない方が幸せに死ねる と思ってる
今日こそ必ず狩る!
出発は前日より一時間早めた
モーニングバイトを獲るために
しかし、この日の朝は冷えこんだ(と、いってもTシャツにカーディガンを羽織る程度で充分だが)
嫌な予感がする
アマゾンレイクに到着
嫌な予感は的中
魚がまったく跳ねていない
もともと南米等に住む魚達には寒すぎるのだ
そして先行者
前日もいた、欧米人のスティーブとジョン(勝手に命名)が既に釣りをしている (朝からフィネスな釣り)
どうやらアマゾンレイクに一泊していたようだ
なかなかクレイジーやな!
そしてタイ人が2人
なんと、フライフィッシャーマン
(フライには喰ってしまうやろ!)
クレイジータイ人だ
そこに、ビッグベイトしか投げない僕たち日本人2人
そしてお気づきの方もいるかもしれないが私はタイ釣行にむけて髭の形をナマズ髭仕様にして渡航した!
私もなかなかクレイジーやろ!?
男はなー! サイズとかテクニックじゃなく、ハートでプレイするんだぞ!バカヤロー!
こうして2対2対2の怪魚ワールドカップ inアマゾンレイクが始まった
釣り開始
時間が経つにつれ暖かくなってきた
少し魚が跳ねだすが(ナマズ)
バイトが全然ない(全員)
一度だけ欧米代表のジョンがガーパイクを掛けただけだ
そうこうしてる間に10時
1回目の餌撒きスタート!
…
…
確変モードにならない!
餌撒いても魚のテンションはあがらない
かなり厳しい戦いだ
餌撒き終了
みんな移動
また私だけ残りキャストを続ける
すると
ズドン!!!
この日のファーストバイト!!!
はい
レッドテール君でした♪
しかも2連発!
が!ここで、今釣行でもっとも魚の反応が良かった、日本から持参していた某社のスイムベイトが全部破壊された (6個買ってきたが全部破壊された)
この後が心配だ
しかし、ここのレッドテールは見事なプロポーションだ!
釣るやつ全部
ボン ボーン ボン だ!
興奮する♪
そして一枚目の写真のレッドテールをみてほしい
確実に笑ってる…
微笑みの国は魚まで微笑むのか!!!
しかも、なんか ボォッーーー って喋るし…
恋しそうだぜ!
恒例の腕枕をしてあげた
Tシャツがヌルヌルだ
でも恋した俺が悪いんだ
スティーブ&ジョン&フライマンみんな爆笑していた
魚への欲情プレイは世界共通で笑いがとれる
釣り再開
前日よりも沈黙の時間が長い
スティーブ&ジョン&フライマンにいたっては、ほとんど釣りすらしていない!
みんな諦めムード
またもや 怪魚の宝石箱は貸切
が、何も起きない
休憩ほぼ無しでキャストし続けた
完全 無
暑さと疲労で限界だった
すると、タイ代表のフライマンがチョロっと竿だして小ピラルクーを釣った
正直
心がおれた…
12時頃ガイドに
「finish…」
と伝えた(15時に終わって帰ると、デモの影響でウルトラスーパー鬼渋滞になる為もあるが)
するとガイドは手を横に振る
「アキラメタラ ソコデ シアイシュウリョウ ダヨ!」
と言ったように思えた
そうだな!俺はあきらめの悪い男 乃村 弘栄だった!
キャスト再開!!!
再び沈黙の時間
…
…
時刻は14時を過ぎていた
水温は上昇した
アラパイマも少し跳ねだした
ここで2回目の餌撒きタイム
多分これが最後のチャンスだろう
餌撒きスタート!
今度は確変モード突入!!!
すぐにスティーブが2メートル超えのアラパイマを掛ける!
残念ながらフックオフ…(ニヤリ)
私の同行者も掛ける!!!
赤尾君
そして
餌撒き終了…
私
完全
無
たぶん涙目になっていた
しかし湖は確変モード継続中
(今回の餌は大量だった)
キャストを続ける
…
…
…
ズドン!!!
キタ!!!
が、あまり引かない…
小赤尾君か…
そう思いファイトをしていると、突然沖に走りだした!
何やら引きがいつもと違う
首を左右に振る引き
その時
私は奴の鼓動を微かに感じた
続く
