コブトー農園のやまぶどうレポート

山の中の小さな畑から、手探りのやまぶどう栽培の様子をお知らせします。

冬の剪定 ビフォーアフター

2024-01-18 20:30:00 | 日記
久々のコブトー農園です。
写真は夏の間に好き放題に伸びたヤマブドウの一本。ホントは、漢字の「干」という形にしたいのですが、伸びて欲しい枝は伸びず、嬉しくない枝は元気。地べたを這うような枝が優勢になったりしています。

これを剪定したのが次の写真。


何ともみっともない樹形ですが、これが今の「ブ」の実力です。

精進せねば。


新天地4-植え付け準備の準備

2023-12-14 21:56:00 | 日記
 相変わらず地味〜な光景が続いてすみません。ここしばらく、ヤマブドウ畑を作る最初の段階をご覧いただいております。

 凄まじいとしか言いようのなかった雑草の処理が終わり(一応です)、来春の苗木の植え付け準備を始めました。

 写真の赤い杭のところに支柱が建ち、間の黒い地面に苗木を植え付けます。

 まだ先の事でしょう?と思われるでしょうが、刈った草の太い茎など、いわゆる大量のゴミが地表を覆っているので、まずはそれを除けなければなりません。これは完全に手作業。間違って漉き込んでしまうと、長い間には肥やしになりますが、当面は乾燥剤みたいな働きをしてしまう可能性があります。

 また、地中の大きな根っこを取り除いておかないと、いざ植え付けという時に余分な手間がかかってしまうので、今のうちに遠くに豆粒のように見えるちっちゃな耕運機で土を耕し、出てきた根っこを手で取り除きます。

 でも、思ったほど根の深い草ではなかったので、延べ3日ほどで終了。

 あとは、土が凍りつく前に支柱の建て込みを始めなければ。

 先は長い・・・

 

新天地3-太平洋にシラウオ

2023-11-17 21:47:00 | 日記
 荒廃した畑の復活に向けて、新戦力が加わりました。ハンマーナイフモアという名前の機械です。よく目にする肩掛け式の草刈り機は刈り倒すだけですが、この機械は太い草も粉々に砕いてくれます。


双子用のベビーカーみたいな姿と大きさですが・・・

 このY字型のナイフを取り付けたドラムが高速回転して、前に進みながらバリバリと草を粉砕します。

 購入した農機具屋さんの話だと、今年の夏は特に、炎天下の肩掛け式の草刈機での刈り払い作業にくたびれ果てた農家の皆さんからの人気が急上昇中で、メーカーの生産が追いつかない程だとのこと。

 運良く即納してもらえた「ブ」(筆者)は超ラッキーだったようで、次の注文者への納品は年明けだそうです。

 でも、この高性能の機械も畑の広さと比べると・・・


 標題の「太平洋にシラウオ」の意味を感じてもらえるでしょうか?

  一見すると綺麗になったようですが、粉砕された草の破片に埋もれて、まだまだ未処理のものがたくさん残っています。

 「地表面」の片付け完了までもう一踏ん張りです。



新天地2-ひたすら刈る

2023-11-09 19:00:00 | 日記
 新しい畑を作るべく刈り払いを始めたのはいいのですが、何しろ水平に倒れた太い枯れ草(根元で太さ5cmあるものもあり、ほとんど木)が多くて刈り払い機が役立ちません。麻に似た葉っぱですが、何ていう名前なんでしょうね?

 とにかく、ひたすら一本一本ナタで伐るしかありません。

 すぐに腕の疲労で普通のナタが振るえなくなるので小型で軽いナタを調達し、めげそうになりながらも、実働時間で延べ20時間くらい作業したでしょうか。

 倒すだけは何とかできました。

 何千本あったんでしょうかね?

 あとは、このまま少し枯れさせて、新規購入を決めて発注した新兵器、「ハンマーナイフモア」が届いたら、次のステップ、刈った「木みたいな草」を細かく粉砕する作業に移行します。

 しばらくは、地道な作業が続きますので、本当につまらない記事になってしまうと思いますが、これに懲りず、お付き合いいただければ幸いです。

新天地

2023-11-01 20:33:00 | 日記
 何だ、この写真は!
 怒らずに最後まで読んでもらえると幸いです。

 コブトー農園のヤマブドウも、最初の苗木を植えてから3回目の冬を迎えようとしていますが、既報のとおり、今年は悲惨な状況でした。

 なんと言っても遅霜(おそじも)の被害は甚大で、収穫も期待量の十分の一、おまけに100本近い苗木の半数は、凍結による痛手が残っていて、この冬を越せない可能性もあります。

 この遅霜の被害は群馬だけではないようで、技術指導をいただいている岩手の生産者さんのところでも、収穫量がこれまでの最低を記録したとのこと。別の方は、ほぼ全滅だったそうです。

 ネットで情報をかき集めてもなかなか決め手はなく、火を焚くなどの対策方法はあるものの、人手と多額の費用がかかり、高級ブドウ以外では経費的に難しいみたいです。

 ではどうするか?

 ひとつ有効な手段として、栽培箇所を気象条件の違う場所に作る、つまりリスク分散が考えられるとのこと。

 遅霜は広範囲に発生しますが、それでもちょっとした日当たりや風当たりの違いで、被害の程度は変わるようで、あっちがダメでもこっちは生き残る、という期待もできます。

 ということで、前置きが長くなりましたが、離れた場所に新天地を求める事にしました。

 しかし写真のとおり、ものすごい荒れようで、畑として復活させるのは大変です。雑草の背丈は最大5mになります。信じられます?

 数少ない大切なフォロワーの皆さまには、4年目に向かうヤマブドウ栽培の様子と並行して、これからは、「ゼロから始めるヤマブドウ生活」もお届けしたいと思います。