コブトー農園のやまぶどうレポート

山の中の小さな畑から、手探りのやまぶどう栽培の様子をお知らせします。

トホホの初収穫

2023-10-19 17:38:00 | 日記
「コ」と「ブ」と「トー」の3人で荒廃農地の再開墾から始めた畑では、それぞれが別々に作物を育てていますが、ヤマブドウは作付け初年度だけ、木を分担しています。
 ヤマブドウは、3年目から少しずつ実を付け始め、5年目で木として成熟すると言われています。
 その、実をつける3年目の雌木(メギ)が15本あり、ブの担当は11本。うち2本はマメコガネに気を取られているうちに、大事な根元の幹に害虫に食い入られ、あえなく枯死。残り9本も春の遅霜で花芽をやられ、健気に生き延びて実を付けたのが写真のとおりです。



 収穫量は、僅か4kg弱。
 なんとも情け無い状態ですが、これが現実。予定量(期待量)の実に十分の一。
 めげてる場合では無いのですが、生業としての農業を目指すって厳しいですね。

ヤマブドウジュース

2023-10-10 21:21:00 | 日記
 年に一度の、山採りヤマブドウのジュースづくりです。
 まずは採ってきたヤマブドウを・・・


 ひたすら、実と軸に分けます。
 もちろん、腐ったもの、カビたもの、干涸びたものは丁寧に除きます。延々と続く辛い作業なので音楽など聴きながら・・・

 多少の枝や軸の破片などは許容範囲なので、全部分け終わったら、鍋に入れてゆっくり加熱しながらマッシャーなどで潰します。
 時々かき混ぜながら15分ほど弱火で沸々と煮ます。

 熱いうちに搾汁機でギリギリと搾り、あらかじめ煮沸消毒しておいたビンに移します。
 熱いまま蓋をし、熱いうちに逆さまにしてゆっくり冷まします。
 これで、常温保存できる果汁原液の完成です。

 文字にすると実に簡単ですが、ほぼ1日がかりでした。

 今年は豊作と言って良いかと思いますが、残念ながらお味の方は、酸味が強く糖度が乗らない、補糖が必要な感じです。
 つまり、すっぺ〜ってこと。
 夏の暑さの影響でしょうか?

 なお出来高は、房重量で約10kgから、4.7ℓのジュース原液が取れました。

  下を向いた作業が多かったせいか首が痛いですが、それなりの充実感があり、楽しい1日でした。


年に一度の野生のヤマブドウ採り

2023-10-09 07:51:00 | 日記
 畑のヤマブドウは、春先の遅霜やら夏の尋常でない高温などで(たぶん、ですけど・・・)悲惨な状況ですが、標高の高いところにある野生のヤマブドウは、今年は豊作と言っていいようです。
 標題の写真は、とある駐車場の端にある木。意外と身近にあるもんです。
 しかし、ハシゴをかけても手が届かない高いところに成っている果実はどうしようもありません。高枝切り鋏という手もあるのですが、ハシゴの上は足場が不安定なので効率が悪く、結局、半分くらいしか採れませんでした。
 蔓ごとぶった斬って持っていく人もいなくはありませんが、褒められたことではありませんよね。
 でも、1日かけて何とか次の量。


 重量にして約10キロほど。
木によって味も違うので、別々に搾汁しますが、全部で5リットル搾れたら御の字です。


やっちまった〜

2023-09-25 18:47:00 | 日記
 やらかしました。初めての誤伐です。

 コブトー農園のヤマブドウ畑は、地面がワラビ畑なので基本的には草刈りはしないのですが、ブドウの木の根本廻りだけは定期的に半径0.5〜1.0mほどの円状に刈っておきます。坪刈りというのですが、ミステリーサークルをイメージしてもらうといいかも。

 でも、この木のところはあまりにも蔓性の雑草の繁茂が著しく、坪刈りが間に合っていませんでした。

 遅ればせながらと草刈りを始めたら、ジャキっと変な感触が。

 霜や虫にたくさんやられているのに、自分で伐ってどうする!

 山で見つけた実付きの良い木から枝(蔓)を採ってきて、挿し木をして、畑に植え替えて、なんだかんだで4年目。

 注意一秒怪我一生ってやつですね。

  元気の良い木なので、来春の復活も期待できますが、また何年も待つのか。

 すみません。愚痴の回でした。

豊作のプルーン

2023-09-11 20:43:22 | 日記
 苗木を買ったのはいつの事か?覚えていないくらい昔です。
 植えてから、待てど暮せど花が咲かない。当然、実は成らない。
 諦めて、完全放置すること、おそらく10年以上。木だけは大きくなって樹高8m。ただの木陰づくり要員だったのが、数年前から少しずつ実が着き始めました。
 一昨年は約60個、昨年は約90個、そして今年はなんと330個、重さにして約9kg。


 自家製プルーンの一番のファンは妻です。お隣さんへのお裾分け以外は、ほぼ全部、妻のお腹へ。
 でも今年はとても一人では食べきれません。友だちに大盤振る舞いするようです。


 食べるのはいいけど収穫は大変です。
 この写真は自宅二階のベランダから撮ったもの。実は高さ3m〜6mに集中しています。
 下から見ると大した事はないのですが、伸縮型のハシゴで目の高さで6mまで登るとかなり怖いです。
 上に着いたら、まずハシゴを木にヒモで結え付け、絶対にひっくり返ったりずれたりしないようにし、片足をハシゴに絡めて、おっかなびっくり作業開始。
 手が届く範囲って意外と狭いので、何度も降りてはハシゴを架け替え、また登り、の繰り返しです。

 まあ、それでもいっぱい採れる事は、とにかく楽しいですね。