コブトー農園のやまぶどうレポート

山の中の小さな畑から、手探りのやまぶどう栽培の様子をお知らせします。

ブラックベリー収穫完了

2023-09-10 19:02:00 | 日記
 パラパラとしか熟してくれないブラックベリーの収穫ですが、採り始めてから1ヶ月ちょっとで概ね採りきりました。採っては冷凍し、貯めること総重量で約2kg。

 用途的には、ジャム用、果実酒用、ケーキ用が主のようです。

 ケーキは作れないので、今回は500gを果実酒に、残りをジャムにしてみました。 
 


 ジャムは簡単に作れますが、予想どおりタネが若干ジャリジャリするか?
 ネットで調べてみると、ヨーロッパの人は平気でガリガリ齧る!日本人は裏ごしする!とか。テンプレートっぽい気もしますが、面倒なので今回はガリガリで行きます。

 それより、ビックリしたのが果実酒。写真のように色が出るのに一晩しかかかりませんでした。でも、熟成感はないでしょうから、もうちょっと置いておこうと思います。


ふしぎ色のジュース

2023-09-09 10:59:00 | 日記
 庭で育てていた小粒種ブドウのデラウェア。見栄えと熟度の良いものはそのまま食べたのですが、鳥に突かれるなどしていて収穫が後回しになってしまったのが次の写真。

 この後、傷んでいないものだけを一粒一粒集めたら、なんとか3kg程になりました。
 それを絞ったのが標題の不思議な色のジュースです。
 常温保存と皮に含まれる成分の抽出のため、加熱処理しながら搾汁するのですが、よく言えば❓さくら色のジュースが約1.8ℓできました。

 ヤマブドウの搾り方と同じなのですが、デラウェアでは初めてやってみました。なぜ濁りが強くなったのか、そのメカニズムはわかりませんが、糖度は19度あるので甘さは十分、味も酸味が程よく、とても美味しく仕上がりました。


(参考)光学式糖度計の見え方です。

 種なし化処理をしていないので、小粒のブドウは正直に言って食べにくい。

 来年は、ちょっと勉強して種なしにしてみようと目論んでいるところです。


夏本番、秋深まる❓

2023-08-21 18:56:00 | 日記
 本格的な夏を迎えて既に紅葉し始めたヤマブドウの木が概ね半数となりました。

 原因がハッキリ特定できないのが悔しいです。春の遅霜(おそじも)の影響、土壌中のリン酸成分の過剰、穿孔性害虫、恐らくはこれらの複合的な影響なのでしょう。

 農協オススメの方法も継続していますが、目立った改善は見られません。

 ほんの一部には回復の兆しのある木もありますが・・・次の写真は根元から新しい葉が出てきたもの。
 でも、残念ですがほとんどの紅葉してしまった木は枯れてしまいそうです。


 こんなこともあらーな!などと予測していた訳では決してありませんが、次の世代は一応準備中です。

 この春に挿し木をして苗畑デビューさせた、言ってみれば幼稚園の年長さんたち。来春に新1年生となる予定です。

 本格的な商業生産への道は遠いです。

 さて、愚痴はともかく、春の晩霜害を乗り切った数少ない果房は、順調に色が乗り始めました。


 ヤマブドウは色が黒くなったからと言って熟した訳ではありません。糖度が増すのはこれからです。

 果実の数は少ないですが、糖度上昇予測のためのデータ採りを始めようと思います。
 来年度こそ順調に育ってくれることを祈りつつ・・・

ユスラウメ・サンライズ

2023-08-16 20:30:00 | 日記
 「なるほど、市場に出回らないわけだ」の記事で紹介したユスラウメの果実酒が漬け上がりました。
 

 実際には1ヶ月で十分に色味が出せたのですが、どこまで濃くなるか、見ていました。
 使い勝手を考えて小瓶に移しても、それなりに良い色が出ていると思います。

 肝心の味ですが、普通の梅酒から酸味を抜いたような感じです。レモンを加える人が多いのも頷けますが、もともと酸味のあるオレンジジュースには、こちらの方が合うようです。
 で、やってみたのが表題のユスラウメ・サンライズ。もちろん、カクテルのド定番、テキーラサンライズのモノマネ版。それらしく見えますでしょうか?

 色合いから言うと、サンライズというよりはサンセットですかね?ユスラウメサンセット。
 
 あまりお酒を飲まない妻にも、まあまあ受けが良いようです。


鳥たちの逆襲

2023-08-02 17:52:00 | 日記
   急遽、収穫までもう少し時間を置きたい(まだ緑の粒が多い)果房に袋掛けをしました。その理由は・・・

「もう食べちゃいます」の記事で、鳥に食べられる前に、ちょっと早めでもいいから人が食べちゃうぞと宣言した途端に、まさか、その記事を読んだのか(そんなわけないですよね)、僅か2日目から、急に鳥たちの攻撃が激しくなりました。

 あちこち突かれているのがわかりますでしょうか?

 新鮮な傷の粒なら、正直言って食べられなくは無いと思いますが、鳥のクチバシにどんなバイ菌やらウィルスやらがいるかわかりませんので、一粒ずつ除去してから袋を掛けました。

 本来ならば、果房を殺菌剤などで手当てしてから袋掛けするらしい(袋の中はカビなどの繁殖に都合が良くなることもある)のですが、我が家では完全無農薬栽培につき、もう少し熟すまでのほんのひと時と割り切って、無消毒です。

こっちの写真は、降雹の傷と鳥の突っつきの両方が確認できます。

 全体的に8分以上の色変わりとなった果房はどんどん収穫。味はまあまあ許容範囲だけど、やっぱり見た目はイマイチかな?

 一粒一粒がまだ豆粒ほどの大きさだった頃から興味津々だったお隣のおじさんには、技術不足により完熟まで持って行けていないことは内緒にしたまま一所懸命に鳥のせいにしてお裾分け。

 一応は喜んでくれたのでよかったよかった。

 袋で鳥の攻撃をどこまで防げるかわかりませんが、もうちょっと追熟できたら、またお届けしますね。