ブは野生のヤマブドウ採りが大好きです。
上の写真は、群馬県内の某所(道のすぐ傍で、標高は約1,200mくらい)で撮ったもので、野生のヤマブドウは、こんな感じに生えています。真ん中辺りにある、少し明るめの色の葉っぱがヤマブドウです。
しかし、残念ながら群馬県はヤマブドウの分布が極めて貧弱で、ごく限られた標高の高いところにしかありません。
よって、美味しい野生のヤマブドウを採るには色々とハードルがあります。
①雌木(メギ)に出逢う確率が低い。ブの感覚では、10本のうち雌木は1本あるかないか。つまり雄木(オギ)ばっかりなのです。とにかく、これが1番大変。
②個人所有地に勝手に入ることはもちろんできませんので、採取場所は国有林の立ち入りが許されている区域や、道路敷などの公有地に限られてくる。
③資源量が少ないので早い者勝ちになりがち。しかし、採るのが早すぎると酸っぱいだけで美味しくない。「あんな酸っぺえもん、どうすんでや❗️」と、よく言われる所以かと。逆に遅すぎると、誰かに先を越されて残っていないか、若しくは干しぶどうになってしまっている。
④結実量が年によって異なる。いわゆる豊凶の差が激しい。多くは1年おき(隔年結果)に。個体によっては3年に1回しか実が成らないものも。
こういったことからブは、指標になる木を決めておいて、時期を決めて結実状況を調査しています。
不作の年はもうそれ以降は山に行かない。豊作になりそうだったら、何度か通って糖度(甘さ)の乗り具合を確かめて採取時期を探る。
面倒だけど、これが面白いんです。
ちなみに今年はまあまあ採れそうな気配です。その様子がこちら。
毎度ピンぼけですみません。
標高が高い分だけ、季節の進み具合も遅いようで、畑(標高500m)のヤマブドウの一ヶ月前くらいの状況と似たような感じです。標高差700mって大きいですね。
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