コブトー農園のやまぶどうレポート

山の中の小さな畑から、手探りのやまぶどう栽培の様子をお知らせします。

新天地

2023-11-01 20:33:00 | 日記
 何だ、この写真は!
 怒らずに最後まで読んでもらえると幸いです。

 コブトー農園のヤマブドウも、最初の苗木を植えてから3回目の冬を迎えようとしていますが、既報のとおり、今年は悲惨な状況でした。

 なんと言っても遅霜(おそじも)の被害は甚大で、収穫も期待量の十分の一、おまけに100本近い苗木の半数は、凍結による痛手が残っていて、この冬を越せない可能性もあります。

 この遅霜の被害は群馬だけではないようで、技術指導をいただいている岩手の生産者さんのところでも、収穫量がこれまでの最低を記録したとのこと。別の方は、ほぼ全滅だったそうです。

 ネットで情報をかき集めてもなかなか決め手はなく、火を焚くなどの対策方法はあるものの、人手と多額の費用がかかり、高級ブドウ以外では経費的に難しいみたいです。

 ではどうするか?

 ひとつ有効な手段として、栽培箇所を気象条件の違う場所に作る、つまりリスク分散が考えられるとのこと。

 遅霜は広範囲に発生しますが、それでもちょっとした日当たりや風当たりの違いで、被害の程度は変わるようで、あっちがダメでもこっちは生き残る、という期待もできます。

 ということで、前置きが長くなりましたが、離れた場所に新天地を求める事にしました。

 しかし写真のとおり、ものすごい荒れようで、畑として復活させるのは大変です。雑草の背丈は最大5mになります。信じられます?

 数少ない大切なフォロワーの皆さまには、4年目に向かうヤマブドウ栽培の様子と並行して、これからは、「ゼロから始めるヤマブドウ生活」もお届けしたいと思います。

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