茅葺きが終わると 棟瓦の積み上げが
馬の鞍ほどの大きなのを 肩に担ぎ 丸太足場を上り下り
棟瓦は転用なので 余分はありません
棟の長さに合わせての 棟瓦の重ね調整
重ねては外しまた重ねる いい重いで
最後に足場丸太を取りながら 茅葺の散髪
師匠は茅葺を下から眺めながら
気になる所は 刈り込みと叩き しながら降りてこいよと
刈り込み過ぎたら どうするのかと聞くと
大丈夫や 茅を足したら 納まる
気になる前に 下から見・・れ
「おっしゃる通り・・でした」
昭和49年02月 愛媛県 松山市井門町にて撮影
豊島家 修復竣工時の写真
茅屋根が 若々しく輝いていました
最後の作業時 田圃で古茅を焼くのですが
野焼きの経験がなく 炎の強さは分からずに
風向きが変わった瞬間 焼けた臭い
フード付きの防寒着でしたが 顔がヤンキー使用に
前髪と眉毛が 焼けてる・・ 笑
昭和49年02月 愛媛県 松山市井門町にて撮影
豊島家でのアルバイト 早いものです 50年経ちました
現場での記念写真は セルフタイマーにお任せ
写真の中身は 現像するまで判りません
急いで梯子を登って 瓦屋根に
もう少し手前で笑顔なのに 間に合わず
昭和49年02月 愛媛県 松山市井門町にて撮影