このたびの大震災では個人的な被害は少なかったものの、ライフラインは完全にストップし復旧までには随分時間がかかりました。その間、電気ガス水道ガソリンの一つでも足りない生活が如何に不便かを思い知らされました。夜はロウソクで灯りを取り、僅かに残ったガスのカセットコンロでお湯を沸かし、お風呂の残り湯でトイレを流し、自転車で開店している店を探す毎日でした。
そんな生活の中で多くの皆さんからの支援をいただきました。親戚や親からは米や餅、インスタント食品などがやっと再開した宅配便で届きました。東京の友人から電池、阪神大震災で自宅が被災した神戸の友人からはカセットボンベが段ボールで送られてきました。ホントに感謝しております。
こちらの生活がようやく一段落したころ、岩手県の釜石にいる友人が実家に避難していることが分かり連絡してみると、今年建てたばかりの新築の自宅が津波にのまれ着の身着のまま逃げてきたとのこと。生活のほとんどが流されたというのです。家族は皆無事なのですが、子供たちの服や学用品が全然ないとのこと。会社の同僚などに協力してもらって服や靴、ノート筆箱鉛筆、その他物資を宅配で送り、なんとか入学式に間に合ったとお礼のメールがきました。
被災してもしなくても、どこに住んでいても、人は人を支える手伝いができるんだな~と感じました。まだまだ支援を必要としている人たちが大勢います。国民不在の茶番劇を見せられてもさっぱり笑えないし、どれだけの税金を無駄にしたことかを考えると情けなくて泣きたくもなりました。1人ぐらいそんなことやってる場合じゃないだろ!っていうやついないのか。まあそんな奴らは放っといて皆で支援の輪を広げましょう。
「ONE LOVE / 上を向いて歩こう」
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