風のいろは 何いろ?

緑を渡る時、空を吹き巡る時、風は何色なのだろう?
風には色はないけれど、私には………。

旧約聖書:出エジプト記 1~2章

2003-09-24 | 日記(旧サイト~移行分:未分類)
<font size=2>自分を手ひどく裏切った兄たち(初めは殺そうとしていたのに、
結局エジプト人に奴隷として売り渡してしまった)が、飢饉から
餓死するのを助けたヨセフ。創世記の最後に、彼から兄たちへの言葉が
あります。(リビングバイブルなので、だいぶ砕けた表現です)
「そんなに怖がらないでください。私だって神様じゃない
んですから、裁くの罰するのと大それたことなんかできません。
・・・・・・・・そのおかげ(自分がエジプトに行った
おかげ)で、家族みんなが助かったじゃありませんか。悪意から
出たことでも、神様はちゃんと良いことに役立てられるんです。
私のような者が今日あるのもみな、神様の深いお考えが
あってのことだったのです。たくさんの人のいのちを救うため
なんです。(ヨセフは結局エジプト王の信頼を得、王の次の位にまで
つき、家族を呼び寄せ、飢饉から救った。)・・・・・・・・・」</font>


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         出エジプト記  1~2章
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 エジプトに豊作の七年の後飢饉の七年が訪れたが、冤罪で牢に入っていたヨセフが、エジプト王の夢の解き明かしをして飢饉に備えることができ、エジプトの民は飢餓から救われた。イスラエルからヨセフの兄たち一家も難を逃れて渡ってきていた。やがてヨセフも兄たちも亡くなり、エジプト王も代わった。
 イスラエル人はエジプトにてどんどん数が増え、それを脅威に感じた新しい王は、イスラエル人を奴隷にし、こき使った。しかしどんなにきつい労働をさせても厳しい状況においても、彼らの勢いは止まらない。
 とうとう王はイスラエル人の助産婦に、生まれた赤ん坊が男の子だったら殺すようにと命じた。しかし神を恐れる彼女たちはこれに従わなかった。王は命令を「ヘブル人(イスラエル人)の男の子が生まれたら、みなナイル川に投げ込め、と変えた。
 その頃、ある若いヘブル人の夫婦に男の子が生まれたが、三ヶ月家に隠しておいた。母はもう隠しきれないと、パピルスで編んだ籠にタールを塗り、赤ん坊を入れてナイル川のほとりの葦の繁みにそっと置いた。ちょうど水浴びに来たエジプトの王女が赤ちゃんを見つけ、ヘブル人の子と承知で、育てることに。それを見守っていた赤ちゃんの姉の機転で、実の母が乳母として赤ちゃんの面倒を見られることになった。大きくなった赤ちゃんは王女のやしきに養子として引き取られ、【モーセ=引き出す】と名づけられた。
 モーセは成長し、ある日、初めて同胞のイスラエル人が苦しむ有様を目にした。エジプト人がヘブル人をいたぶっているので、思わずエジプト人を殺してしまった。やがてそれが王に知れ、モーセはミデヤン(アラビア半島北西部)の地に逃れた。そこで祭司の娘と結婚した。
 一方苦しむイスラエルの民の助けを求める叫びが神のもとにも届き、今こそ民をエジプトから救う時と、神は考えられた。
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