会社に行くのが憂鬱な朝は

様々な仕事を経験して得てきたことや日々のことなど。

「〇〇さんって〜なんですねー。」と言われてハラが立つとき

2020-05-27 06:35:00 | コミュニケーション

この間、ある人が後輩から

「〇〇さんて、〜なんですね」

と言われたと激しく怒っていて、それがとても興味深いなと思いました。


そういや自分も昔、後輩から「〇〇さんて、天然ですよね」と

言われて、内心ムカってときたことがあります。


「〇〇さんて、〜なんですね」

と言われてハラが立つ理由を考えてみると


・他人から評価されているような気持ちがする

・ちゃんと自分のことをわかって欲しいと思う気持ちが強すぎる


こんなところでしょうか。

「評価」というのは自分より立場が上の人がするもの、という認識でいます。

会社の人事評価などがそうですよね。

ところが、自分と同等か、自分より「格下」と思っている相手が

上から目線でじぶんを「評価」した、と感じると

「一体何様のつもりだー!」ということでハラが立つんでしょうね。


「〇〇さんて、〜なんですね」は

実は評価ではありません。

相手の自分に対する「感想」なんですよ。

ホラ、私たちだってTVに出ている俳優やタレントのこと

「あの人、芝居がヘタねぇ」だの「あの人、ホントはネクラだと思う」だの

好き勝手に言いますよね。え、そんなこと言わない?


……(´Д` )


とにかく 「〇〇さんて、〜なんですね」は

所詮はそれを言った人の勝手な感想に過ぎないんです。


「自分をわかってほしい」が強ければ強い人ほど

自分自身について自覚していることと、少しでも外れた見方を他人にされると

「どうして正しくわかってくれないんだよ」と激しい怒りを覚えます。


ですが、人が誰かを正しく完全に理解するなんてことは、100%ムリです。

それが親友であっても恋人同士でも、たとえ家族であっても。

そんなことができたら、私たちは人間関係や相続や介護の問題で悩んだりしないです。

親友だから、家族だから、血が繋がっているから完全に理解できると思い込んでいると

厄介なことが起きるんですね。


人は完全に理解することがムリだからこそ、

コミュニケーションをとって互いに理解しようと努力し、良好な人間関係が築けます。


何度も言いますが「〇〇さんて、〜なんですね」は

言ったその人の感想に過ぎません。

それが余りにも現実の自分とかけ離れてるなぁ、と思うときは


「と、あなたはそう思うのねー。」と言って笑っておくのが一番。


相手に知性があれば、言葉の意味をちゃんと理解してくれますよ。



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