経験値

まいど、どーも。

甘くないもの

2007-01-22 19:01:32 | ナースなお仕事
私は時々

この仕事を離れたくなる。

基本的にあまり嫌いな人はいない。みな弱くて みな必死だと知っているから。

けれど

互いの足の引っ張り合い。陰口。チクリと刺す皮肉。

いったい

自分の事を どれほどすごいと思っているのだろう。

記載記事を見ても 患者さんの悪いところばかり上げ連ねる人もいて

別に患者さんが見ることはなくても 私は対抗するように 優しい面を書く。

だれが信用できて誰が出来ないかなんて 誰にもわからない。

患者さんは可愛いけれど

だけど私は好きな人たちの

互いを非難しあう声をもう聞きたくないと思う。

悪いほうに悪いほうにとる 悲しい職場。寂しい職場。

人の思いやりのわからない 優しさのわからない 田舎のおばさん。。

無駄に年輪を重ねた罰は きっと自分に帰ってくるのに。。




仲良くして・・・
 


やり甲斐

2007-01-14 12:53:16 | ナースなお仕事
昨夜の夜勤時。

エミちゃんと言う80代のおばあちゃんが(うちの患者は若い人から~100歳までいる)

おむつ外しをしていた。(彼女は時々外す)

部屋に入るとオムツを外して座っておりアソコが痛いから外したのだと言う。

全部を外しているわけではなかったし支障はなかろう。次の部屋へ行く。

夜間眠っている間にそっとオムツをはめ直し静かに退室する。

明け方、訪室すると起きて座しており、今度は全部外している為、

シーツに大きな地図が出来ていた。「こりゃあ、変えないといかんなぁ」

まずは塗れた衣類を着替えさせる。-と、エミちゃん、『 怒ってる?』と聞く。



「んー?なんで怒るん?気持ち悪いから。着替えようね 」

着替えが済んでシーツもパリッとはめかえると 

「さ、いいよ。 気持ちよくなった 」

すると・・

『あ・・・日本一!!だから、1億円差し上げます 』

「 はっはっは  ありがとう。 」

やがてすっかり陽も上がり、朝食を済ますと車椅子がつかえてエミちゃんが動けなくなっていた。

すっと後ろからハンドルを取り押すと彼女をベッドに座らせる。

「 ちゃんと沢山食べたかな?べっぴんさん 」私はいつも彼女をこう呼ぶ。

『 あ・・・最後まで・・・おってね。長くないけん年やけん。私。

 だから最後まで  おってね 』


うーん。嬉しいねぇ。。。

こういう言葉が仕事の励みになる。

約束はできないけれど、とりあえず「 ウンウン 」と頷くと最高に可愛い笑顔を見せてくれた。

1億円差し上げますかぁ・・・

宝くじでも 買ってみるかなぁ