coya

すっかり育児ブログ
猫と犬もおるよ

vsハト【後編】

2007-04-03 11:54:30 | 昔話
*ハトは、ワンクッションおいてからベランダ内に侵入するので、

 手すり・塀の10cm上に糸を張ったら入って来ない。

*カラスの人形をぶらさげると、ハトは逃げる。

*CDをぶらさげると、ハトは寄ってこない。

*手すり・塀にトゲトゲをつけると入って来ない。


ウソですよ、みんな。


来ます。

ハトはそんなことで諦めたりはしません。

全て試しましたが、どれも効果ナシ。


オリジナルハト避け対策も考えました。


匂いはどうだろうと、キライな香水をふってみたり、

キライなお香をたいてみたりしましたが、効果ナシ。

人がいればいいんだと、お手製のマネキンを置いてみましたが、効果ナシ。

水浸しにすれば眠れないだろうと、水をまきましたが、効果ナシ。


仕事から帰ればアイツらは必ずそこにいます。


腹が立つことに、ハトはどんどん賢くなっていきます。

手すりの一番下のあたりから天井まで、4・5cmおきに釣り糸を張りました。

ハトの体型を考えると、入れるはずがないと思ってました。


釣り糸をはしごのように登っていくハトを見たことありますか?

私はこのとき初めて見ました。

器用なもんです。

足、2本しかないのに、細い細い糸をヒョイヒョイと登るんですよ?


横幅4cmの所を通れると思いますか?

ハイ、そうです、正解です、通れるんです。

地球と体の側面を平行に、ぐるりんと入るんです。

ハトの曲芸です。


ここまでして、ようやく『ハト避けネット』の存在を意識しました。

私は元ホームセンター店員です。

ハト避けネットのことは知ってました。

売り場もわかってます。

なぜここまで思い出さなかったのか…。


いいえ。

カラス人形を買いに行ったとき、ネットも触りましたよ。

ただ、このネット、色がついてるんです。

グレーだったり、グリーンだったり。


うちのベランダは広さだけでなく、景色も自慢だったんですよ。

だから極力、景色を遮る色のネットは張りたくなかった。

張らずにすむのなら…と思ったんです。


でも、今、優先すべきはクリーンなベランダ。

断腸の思いで、買いました。

白いビニール製のネット。

ここでまた、欲が出ました。

これなら景色、見れるんじゃないか。

白いもの。

夜ならこんなネット、視界を遮ることないんじゃないか?

ビニール製だと、少し安いし…。


さっそくネットを張りました。

ごらん、ハトが入るすきまなんてないわよ。

完全勝利。

長かった戦いに、今、終止符がうたれた。

ハトめ、バーカバーカ。


1週間後、ビニールネットは日焼けし、やぶれました。

待ってましたとばかりに帰ってくるハト、ハト、ハト。

ビニール製はダメでした。

結局、しっかりとした紐でできたネットを買い、やっとハト避け完成です。


夕方から夜にかけて、家にいると、いつもの時間にハトが帰ってきます。

でも、中には入れず、去っていく。

数分後、また帰ってきては去っていく。

勝ったはずなのに、なんだか非常に切ない気持ちになりました。


動物に対する中途半端な同情は捨てましょう。

教訓になりました。



さて、紐製のネットを張って、3年が経ちました。

いくら丈夫なネットとはいえ、劣化します。

雨・風により、ボロボロになりました。



つい先日、ベランダにてハトの糞を発見。

その翌日、ハトを目撃。

甦る苦悩の日々。

あれだけは、もう、絶対イヤだ。

張りなおしました。



これで、後3年は大丈夫。


vsハト【前編】

2007-04-03 10:56:43 | 昔話
今から6年ほど前、今の家に引越しました。

前の家と比べるとベランダが広い広い。

物干し竿をいっぱいいっぱい伸ばしても足りないくらい広いんです。

こんなベランダやったらあんなことやこんなことができるなぁ~

なんて、いろんな妄想にふけっていたこともあります。


そんなベランダに異変が。


5年前のことです。

私は、リサイクルショップで働くことになり、

研修のため、浜松に1週間いきました。

1週間ぶりに帰った家で見たのは、ハトでした。

ベランダに、2羽のハト。

......そして、3つの卵。


私は動物が大好きです。

ただし、ハトを除いて。

ハトの生き方がキライなんです。

やりかたがキタナイんです。


そのハトが、ベランダに。

「コラー、出て行け」と言ってもアイツらは動きません。

「ごらんのとおり、私、卵温めてますから動けませんが何か?」

みたいな顔をしてやがるんです、ハトんにゃろう。


腹はたちますが、卵を温めているハトを追い出すわけにはいきません。

しばらく共存することにしました。


ベランダは羽根だらけ。

洗濯物には糞。

でもガマンしました。

洗いなおせばいいだけ。

巣立つまでの辛抱だ。


2週間くらいで、産まれました。

かわいいとは言えませんが、ヒナです。

日に日に成長し、ハトっぽくなり、飛びました。

それはそれは感動しました。


が。

が、です。


そんな感動をしてるまに、ハトの間で、嫌なウワサが流れてたようです。

「オイ、みんな、あの家いいで。めっさベランダ広いし」みたいな。

「そうらしいな。アイツもアイツもあの家出身やんな?」みたいな。


集まる、ハト、ハト、ハト。

増える、卵、卵、卵。


巣立ったハトは旦那・嫁をつれて帰ってきます。

毎日、5:30に起き騒ぎ出し、夜は必ず帰ってきます。


ハイ。

私が悪いです。

ご近所にとても迷惑なことをしてしまいました。


ねぇ、気付いてるでしょう?

ココは私の家なの。

ベランダにあった洗濯機、糞まみれで、使えなくなったじゃない。

どうしてコインランドリーに通わないといけないの?

洗濯機、あるのに。

天気いいのに、なんで乾燥機で乾かさないといけないの?

広いベランダがあるのに。


わかってるんです、みんな、私が悪いんです。


ある日、決心しました。

みんな追い出そう。

掃除しよう。


素人の掃除ではおいつきません。

その道一筋・掃除屋さんに頼みました。


半日かけて掃除・消毒をしてもらい、

ハトとは無関係のゴミも持ってかえってくれました。

費用は30000円。

安いか高いか。

人によっては意見、違うんでしょうが、私は妥当な金額だと思いました。


これでハトから開放される。

ハト屋敷じゃなくなるんや。


どれだけうれしかったか…。


喜んだのも束の間。

ハトは、そんなことで、いなくなったりはしません。

「おっ!キレイにしてくれたんやな。じゃ、また枝持ってくるわ」とハト。


泣きました。

もう来ないでよ…。


ココから、ハトとの戦いの後編、スタートです。