18:50
電話がなった。
陶芸教室の先生からだった。
先生「もしもしメメちゃん、忙しいとこゴメンね」
私「どうした?」
先生「教室の蚊取り線香、消し忘れちゃってさ、心配やから消しといてくれない?」
私「いいよ、すぐわかるとこにある?」
先生「うん、机の下。すぐわかると思う」
私は陶芸教室に向かった。
陶芸教室は私のいる小屋がある建物を『本館』とすると、
隣の『別館』の奥にある。
すると、また先生から電話。
先生「場所わかった?ゴメンね、ほんま」
私「いいよ、いいよ。あった!折ったらいいやんな?」
先生「うん、折って。ありがとう、助かった」
その電話の最中、私はゴトゴトという物音に気付いていた。
19:00閉店のこの店の別館に人のいる気配はない。
何の音?
気にはなっていたが、蚊取り線香を折るのに集中していた。
なにせ、温室育ちの私は蚊取り線香を折るのは初めてだ。
ヤケドをするかもしれないという危機感でいっぱいだった。
蚊取り線香を折るという仕事を、無事、成し遂げた私は、
別館を出ようと、出口に向かった。
そのときだ。
さっきの物音の正体がわかった。
出口の扉、閉められてやんの。
外からつっかえ棒かましてあるから、
中からは開けられへんの。
もう、つっかえてつっかえて。
半べそかきながら店長の真ちゃんに電話したわ。
「閉じ込められた、開けてくれ」
ケータイって、ほんまに素晴らしい機械やわ。
電話がなった。
陶芸教室の先生からだった。
先生「もしもしメメちゃん、忙しいとこゴメンね」
私「どうした?」
先生「教室の蚊取り線香、消し忘れちゃってさ、心配やから消しといてくれない?」
私「いいよ、すぐわかるとこにある?」
先生「うん、机の下。すぐわかると思う」
私は陶芸教室に向かった。
陶芸教室は私のいる小屋がある建物を『本館』とすると、
隣の『別館』の奥にある。
すると、また先生から電話。
先生「場所わかった?ゴメンね、ほんま」
私「いいよ、いいよ。あった!折ったらいいやんな?」
先生「うん、折って。ありがとう、助かった」
その電話の最中、私はゴトゴトという物音に気付いていた。
19:00閉店のこの店の別館に人のいる気配はない。
何の音?
気にはなっていたが、蚊取り線香を折るのに集中していた。
なにせ、温室育ちの私は蚊取り線香を折るのは初めてだ。
ヤケドをするかもしれないという危機感でいっぱいだった。
蚊取り線香を折るという仕事を、無事、成し遂げた私は、
別館を出ようと、出口に向かった。
そのときだ。
さっきの物音の正体がわかった。
出口の扉、閉められてやんの。
外からつっかえ棒かましてあるから、
中からは開けられへんの。
もう、つっかえてつっかえて。
半べそかきながら店長の真ちゃんに電話したわ。
「閉じ込められた、開けてくれ」
ケータイって、ほんまに素晴らしい機械やわ。