実は私。
ぶりっこに憧れた時代があったの。
4年ほど前、今の早朝バイトを始めた頃。
彼氏もおらんし、この職場は男性が多いとこやし、
ここには私を知ってる人は誰もおらん。
これはチャンス。
ぶりっこしまくろう!
と、朝の2時間、ぶりっこしまくってた。
上目遣いで、
なんでもハイハイ返事して、
ニコニコして、
完璧やった。
「いつも元気やねぇ」
「ハイ!この仕事楽しいです!」
シメシメ。
できてるできてる。
愛想よく、仕事も足をひっぱらん程度にこなして、
先輩の姉さんとごはんを食べに行く仲に。
お酒も入って、調子のってしゃべってたら、
ついぶりっこのことを打ち明けてしまったんよな。
「あたしねー、こんなキャラちゃうんですよー、ぶりっこしてたんですー」
「え?誰の前で?」
「いや…バイト中ずっと…」
「私の前でも?」
「…?はい…」
「ごめん、全然ぶりっこや思わへんかったわ」
「え?」
キャラ設定が中途半端やったみたい。
キャラ変えるときは大げさなくらい変えんと、伝わらんらしい。
大失敗。
もうね、今ではすっかりお局さん。
ウザイ人。
あーぁ。
さ、バレー行こう。
ぶりっこに憧れた時代があったの。
4年ほど前、今の早朝バイトを始めた頃。
彼氏もおらんし、この職場は男性が多いとこやし、
ここには私を知ってる人は誰もおらん。
これはチャンス。
ぶりっこしまくろう!
と、朝の2時間、ぶりっこしまくってた。
上目遣いで、
なんでもハイハイ返事して、
ニコニコして、
完璧やった。
「いつも元気やねぇ」
「ハイ!この仕事楽しいです!」
シメシメ。
できてるできてる。
愛想よく、仕事も足をひっぱらん程度にこなして、
先輩の姉さんとごはんを食べに行く仲に。
お酒も入って、調子のってしゃべってたら、
ついぶりっこのことを打ち明けてしまったんよな。
「あたしねー、こんなキャラちゃうんですよー、ぶりっこしてたんですー」
「え?誰の前で?」
「いや…バイト中ずっと…」
「私の前でも?」
「…?はい…」
「ごめん、全然ぶりっこや思わへんかったわ」
「え?」
キャラ設定が中途半端やったみたい。
キャラ変えるときは大げさなくらい変えんと、伝わらんらしい。
大失敗。
もうね、今ではすっかりお局さん。
ウザイ人。
あーぁ。
さ、バレー行こう。