私の朝はまあまあ早い。
家を出るのは5:45くらい。
冬のその時間、外はまだ暗い。
いつも通るT字路で、
いつもカーブミラーを見る。
するとそこに必ず映る白い影。
目視で確認すると、
そこには何もない。
ミラーを見ると、
やっぱり白い影。
車が停まっているような、
そんな影だ。
だけど車は停まっていない。
人もいない。
あるのは申し訳程度の歩道とガードレール。
白い影は場所を移動することなく、
毎日、ミラーの中の、そこにあった。
白い影のことはそう気にしていなかった。
冬が終わり、
季節は春を迎えた。
だんだん夜明けが早くなる。
5:45、外は薄明るい。
いつものカーブミラーを見た。
ぼんやり見えていたはずの白い影が、
はっきり見えた。
ある程度、
覚悟していた光景だった。
…
「もうすぐ横断歩道ありますよー」
のひし形ペイント。
うん、
そんなもんやろうなと、
思ってたよ。
家を出るのは5:45くらい。
冬のその時間、外はまだ暗い。
いつも通るT字路で、
いつもカーブミラーを見る。
するとそこに必ず映る白い影。
目視で確認すると、
そこには何もない。
ミラーを見ると、
やっぱり白い影。
車が停まっているような、
そんな影だ。
だけど車は停まっていない。
人もいない。
あるのは申し訳程度の歩道とガードレール。
白い影は場所を移動することなく、
毎日、ミラーの中の、そこにあった。
白い影のことはそう気にしていなかった。
冬が終わり、
季節は春を迎えた。
だんだん夜明けが早くなる。
5:45、外は薄明るい。
いつものカーブミラーを見た。
ぼんやり見えていたはずの白い影が、
はっきり見えた。
ある程度、
覚悟していた光景だった。
…
「もうすぐ横断歩道ありますよー」
のひし形ペイント。
うん、
そんなもんやろうなと、
思ってたよ。