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すっかり育児ブログ
猫と犬もおるよ

ケータイの果て

2010-11-19 16:04:16 | 昔話
依存しまくりのケータイ。

常に持ち歩き、

きねこの写真を見てはニヤける毎日。


13年前、私は高校1年生。

初めてケータイを持った。


重い羊羹のようなケータイ。

音は単音で、文字は全てカタカナ表記。


ケータイでインターネットをしたり、

買い物をしたりなんていうのは浮世離れした話。

当時はメール機能すらなかった。


もちろん、音楽をダウンロードなんてできない。

私のケータイの着信音は『くるみ割り人形』だった。

それが一番賑やかしかったからだ。


しかし、今思えばあの頃はケータイの高度成長期。


まず、漢字変換ができるようになり、

画面がカラーになった。


そしてケータイ業界に革命が起こった。


メール機能。

J-PHONEのスカイウォーカー。

1メール10円と、今思えばクソ高い。

そのメールも半角で128文字全角で64文字。


ロングメールといって、無制限に文章を書ける機能もあった。

1メール20円。

めちゃお得やん♪

と思っていた。


今思えば、やはり、クソ高い。


音。

単音から3和音になり、

16和音というのが出たときには、

人間の声のような音もでるようになった。


16和音のケータイを持ってる人はみんなに聞かせてまわり、

電池の減りがハンパなく早かったと思う。


ケータイで写真が撮れるようになったのは、約10年前。

やっぱりJ-PHONEだ。


私はこの機種をいち早く手に入れた。

ケータイで写真を撮るといっても、

当時自分を撮るのにはいささか抵抗があり、

身の周りにあるものを次々写真におさめた。


電池の減りがハンパなく早かった。


ケータイでゲームができるようになった。

「しげしげしげお」だったと思う。


藤原紀香が「しげお」を見ながら、

「おもしろーい」

と言っているCMがあったので、

とりあえず私も「しげお」を見て、

「おもしろーい」と言ってみた。


もともとゲームが得意ではない私からしてみたら、

ゲームの内容もわからず、なにがおもしろいのかも全くわからなかった。


新機能を完全にもてあますようになってきた。

ケータイにこれ以上、求めるものはなかった。


はずだった。


あの浮世離れした話が、

なんと現実になっていた。


ケータイでネットを利用していない人の方がめずらしい。

ケータイで電車にも乗れる。

テレビもラジオもついているし、

防犯ブザーもなる。


カメラ機能も進化し続け、

私のケータイは『12.2MEGA PIXELS」と書いてある。


ケータイが電子カイロになったり、

ケータイ保冷材になる日も近いんではないだろうか。

そのうちしゃべりだすかもしれない。


もう終わりが見えない。

もうついていけない。


さっきから私のケータイ、

データフォルダが見られへんの。


ずっと砂時計マーク。

これなぁに?


もういろんな機能いらんから、

データフォルダ見せて。


きねこー

きねこの写真見たいぞー