有名な絵本なんやけど、
知ってるやろうか?
この絵本は子供向けではなく、
完全に大人向け。
中高生でもなく、
大人向け。
リンゴの木と少年は友達であった。
ともに遊び、心を通わせていた。
しかし少年は大人になってゆきお金が必要になる。
木は「私の果実を売りなさい」と言う。
少年は果実をすべて持っていった。
しばらくして、大人になったその子は家が必要になる。
木は「私の枝で家を建てなさい」と言う。
その子は枝をすべて持っていった。
また時が経ち、男は「悲しいので遠くへ行きたい」と言う。
木は「私の幹で舟を作りなさい」と言う。
男は幹を持っていった。
時が経ち、男は年老いて帰ってきた。
そして「疲れたので休む場所がほしい」と言う。
木は「切り株の私に腰をかけなさい」と言う。
男は腰をかけた。
木は最初から最後まで幸せであった。
だけどそれはほんとかな?
な?
大人向けやろ?
絵本の中の世界じゃなくて、
こおゆうことってあると思うねん。
私な、実際に見てん。
同じような光景。
のびたに腰かけられたドラえもん。
あぁ、ドラえもん。
君はそれでいいのか?
まんざらでもない顔しとったわ。
知ってるやろうか?
この絵本は子供向けではなく、
完全に大人向け。
中高生でもなく、
大人向け。
リンゴの木と少年は友達であった。
ともに遊び、心を通わせていた。
しかし少年は大人になってゆきお金が必要になる。
木は「私の果実を売りなさい」と言う。
少年は果実をすべて持っていった。
しばらくして、大人になったその子は家が必要になる。
木は「私の枝で家を建てなさい」と言う。
その子は枝をすべて持っていった。
また時が経ち、男は「悲しいので遠くへ行きたい」と言う。
木は「私の幹で舟を作りなさい」と言う。
男は幹を持っていった。
時が経ち、男は年老いて帰ってきた。
そして「疲れたので休む場所がほしい」と言う。
木は「切り株の私に腰をかけなさい」と言う。
男は腰をかけた。
木は最初から最後まで幸せであった。
だけどそれはほんとかな?
な?
大人向けやろ?
絵本の中の世界じゃなくて、
こおゆうことってあると思うねん。
私な、実際に見てん。
同じような光景。
のびたに腰かけられたドラえもん。
あぁ、ドラえもん。
君はそれでいいのか?
まんざらでもない顔しとったわ。