クレモナ カルテット

弦楽器製作者のオリンピック終了

 さてトリエンナーレも昨日でようやく終わり、今日から通常営業です。
結果はチェロ46台中32位、総合602.6(音響点302:技術点300.6)でした。2台目のチェロにしてはまずますの結果でしょうか。この総合点はすべての部門に共通するものですので、仮にバイオリン部門に置き換えると198台中27位になります。(やっぱりチェロ部門のレベルは高いと思います!!3年前のトリエンナーレでも思ったことですが、やっぱり挑むならチェロ部門です!!)
展示作品を試奏することもできるのでもちろん弾いてきました。チェロ1~3位はさすがにレベルが高かったですね。1位はゴフリラーモデル。2位はルッジェーリモデル。3位はストラディバリモデル。上位にモンタニャーナモデルが見当たらなかったことから(私にとっはモンタニャーナの音色はとてもやさしく深く好みのものだったのですが、)審査員のチェリストとは趣味が違ったようです。次のコンクールはどんな型のチェロを作ろうかと着々と計画開始!!

コメント一覧

素人
丸い音といいましょうか。好きな音色です。次作のチェロ楽しみですね。
yoko
1742年のモデルは一番大きなサイズです。どんな音がしますか?私は今また同じモデルでチェロを製作中です。せっかくなので前回のものを踏まえて色々工夫をしています。弾きくらべるのが楽しみです。
素人
なるほど!
説明して下さったので、寸法から音の系統が伺える気がしました。
(因に私は1742年モンタをモデルに制作してもらいました)
有り難うございました。
yoko
ルッジェーリモデルの音は明確で深さがあり、ストラドとモンタニャーナの折衷版のように思いました。(実際にまだルッジェーリモデルを作ったことがないので断言できませんが)
ボディサイズを以下に書きます。(長さ、アッパー、ロワーの順です。)
モンタニャーナ:745-369-446
ルッジェーリ :737-358-448
ストラド   :749-340-434
ちなみにストラドはストラドのチェロの中で音のバランスが良いとされているPiattiモデルです、細長くスリムですね。モンタニャーナは背丈はそれほどでもないですが、横に大きいですね。

素人
なるほど、分かりました。有り難うございます。

ややこしい事ばかり聞いてすいません
ルッジェーリモデルの音色は、例えるならどのような感じですか?あと、ストラド(にも色々あるとおもいますが)を基準として、ボディサイズは大きいですか、小さいですか?
yoko
モデルについて
モデルによって音が変わるかという質問ですが、ボリュームや音のキャラクターは変わります。華やかな音、甘い音、力強い音という風に系統があると思います。例えばストラドのものだと華やかで明確な音質になりますし、モンタニャーナだと甘く深い音質になったと思います。ですが劇的に影響を与えるというものではありません。
むしろ私達の楽器つくりに関する考え方、構想などのほうが楽器に大きな影響を与えます。

素人
モデルによる音の系統って明確にあるものなのですか?
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