皆さま 明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いします
さて年の初めのお仕事は春の展示会へ向けての作品です、そのインスピレーションを得たときのお話をします!
イタリアのバール文化は、人々の交流や新たなアイデアの源泉としての役割を果たしており、今回の経験もその一例です。
イタリアのバールは、単なる飲食の場を超えて、日常生活や文化交流の中心として機能しています。
今朝、バールでエスプレッソを飲んでいると、
バリスタのステファノが私の持っていた木材のサンプルに興味を示し、
特にその美しい木目について尋ねてきました。
その木材は「バーズアイ(鳥眼杢)」と呼ばれるもので、楓の一種であり、木目が鳥の目のような独特の模様を持っています。
この模様は非常に希少で、美しいため、高級家具や楽器の材料として人気があります。
特にバイオリンの裏板に使用されることが多く、
その美しさから多くの演奏家や愛好家に愛されています。
ステファノにバーズアイ・メイプルの魅力やその希少性について説明していると
「出来上がったら見せてよ!」の一言に
久しぶりにバーズアイの作品が作りたくなり
春の展示会に向けて、この美しい木材を使用したバイオリンの製作を決意しました。
お披露目できる日を楽しみに今年も製作に励見たいと思います。
過去の作品:ヴァイオリンのバーズアイ,花鳥風月のバイオリン,チェロのバーズアイ