コロナは人と人をじわじわと断ち切ってゆこうとしているのではないか。
そんなふうに感じることが、ときどきあります。
コロナは、健康の不安やお金の不安をさそいます。
そして、人の集まりを壊そうとします。
孤立や孤独は人から力を奪います。
震災のときは人が集まることが否定されなかった。
破壊と放射能に絶望したけれど、人と人の関係はむしろ切れなかったのではないか。
と、思い返します。
「つどう」「ともにいる」ということが、
不安を再生の力に変えていったのかもしれないです。
ニンゲンは、関係することで活力を得る生き物なのでは、
と、僕はよく思います。
いろんな情報があっても、それについて生きた人と語り合わないと、
ひとりでは、情報にとりこまれて不安になってしまいまう、
ということを、もう一度思い直さざるを得ない現在があります。
孤立して、不安が高まってゆくと、
ひとは思考停止に陥るのではないか、
そして強い情報に支配されやすくなってしまうのではないか、
いつしか、自由を失っても気がつかなくなるのではないか、
それはウイルスよりもはるかに怖いのではないか、
などなど、ときおり思います。
心を殺されてはならない。
好きなことをしっかりやって、仲間をつくることが、
だれかと一緒に音を聴いたり、一緒に体を動かしたり、一緒に笑ったり泣いたりすることが、
つまり、言葉でのコミュニケーションではできない「感覚と感覚での関係」が、
どれほど人間にとって大切なことか、
いま、すこぶる思う日々です。
「感覚は人を欺かない、欺くのは判断だ」
でしたっけ、
そんなゲーテの有名な言葉を思い出したりも、します。
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