白いページ、、、。
写真は瀧口修造の「寸秒夢」(思潮社刊)の1ページ。
この本には時々このように、白いページ、があり、僕にはそれは特別な場所に思えて仕方がない。
今回の新作公演の練習過程で、たまたま、この人の本から感じた「人け」に勇気づけられる経験があった。
特定のエッセイでも、特定の一行でも、特定の一言でも、それは、なかった。
言葉の向こうがわから訪れるものが、あるいはページの向こうがわからかもしれない、なにかになる前のなにかが、未明のままで綴じられているように、思えてくるのだった。
すべてがすべてのまま、黙々と響いているような、とでも言えばいいか。
そんなことを思いだしながらまた読みたくなり、いや、見つめたくなり、手に持ちたくなり、氏の本を棚から引っ張り出してくることが、ある。
Stage・3/31〜4/1
Lesson