あなたは、どんな人だったのか。
そんなふうに、あの髪を思い出すたび、思う。
「少女の三つ編みのまま切断された髪。あれは、まだ生きていたかもしれない人の髪なのだ。会うことだって不可能ではなかったかもしれない」
そんなことが創作ノートに書かれている。
コロナ禍のなかで、肉体について、命について、そして、血液について妄想することが増えた。そんななかで、ウクライナ戦争が起こった。なぜか、あのアウシュビッツの少女の髪の記憶が強烈に思い出された。そこから始まった思索や感情や未来についての漠たる思いが舞踊衝動に結びついた。それは、今まで経験したのとは少し異なる、問うような思いの踊りになっていった。
上演の前日になるけれど、今回の作品は、ますます問いかけに満ちている。
問いの力が舞いを呼び込もうとしているように、同時に、舞いから新たな問いが呼び込まれてゆくようにも、感じる。
ご参集の皆さまとの時間の中で、この作品は、さらに変化してゆくに違いないと思う。
櫻井郁也
※写真は前回公演より。
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いよいよ本番!!
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開催日=2022年 7月30(土)〜31(日)
席数限定につき、なるべく予約をご利用ください。(上記タイトルをclick)
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