季節が身にしみる

きょうも虫の声が涼やかですね。りりりり・・・。
きょうは基礎クラスのレッスンがあったのですが、ひとりひとりの動きがとても美しく見えました。昨日のダンスクラスも、ちょっと感動してしまったのですが、秋、体に心が響き始めている。みなさん、日々の稽古がカタチになってきていますよ！

舞踊家という道を歩みながら、何故かしら、季節がこんこんと身に染みるんです。春夏の肉体のざわめきから、虫の声にいざなわれるように、心に問いかける我は何者かと。体から心へ、心から魂へ。大げさかもしれないけれど、なんだか、そんな四季のリズムが人にはあるような気がしてならないんですよね。いろんなものが、愛おしく懐かしくなるんです、秋はね。お付き合いしている人たちも、やはり何かが変わってゆく。私自身も何か変わってゆく。宇宙からなのか、精霊からなのか、あたらしい種が舞い込んでくるのかしら。

ところで、芸術の秋って、よくいうけれど、意外と当たっているのかもしれない。発表会とか公演とか、そういったものも、なぜかこの季節になってしまうのが不思議と言えば不思議。11月のオープンワークショップ（これは、クラスショーイングも兼ねていて、有志による練習発表あり→誠意ある踊りですよ、何よりも心がキレイ！）、教えているダンス学校の卒業公演の演出／振付、そして僕自身のソロ公演。なんだか秋冬に集中しているのですが必然ありかもしれない。

やがて来る新しい春の光を呼び込むように、心の扉をパッと開いて、生きている鼓動を交わしあい、生かされてあることの幸いを分かち合えれば良いなと思います。

このブログでも、いろいろ書きたいことがいっぱい。作品をつくりながら考察したダンス論あるいは身体論、ワークショップやクラスを進めながら思うこと、それから、あらためてオイリュトミーや舞踏についての入門的知識の紹介／練習したい人へのメッセージ（WEB版レクチャーみたいな・・・）などなど。いや、どれくらい書けるかわかりませんが、僕自身も稽古しつつ学び気付きつつ、進んでゆきたいと思います。

PS:新作公演の詳細が決まりました。ページを変えてアップしますんで、ぜひご注目くださいませ！