櫻井郁也ダンスブログ Dance and Art by Sakurai Ikuya/CROSS SECTION

◉新作ダンス公演2024年7/13〜14 ◉コンテンポラリーダンス、舞踏、オイリュトミー

新作ソロ、進行中!

2010-10-06 | ダンスノート(からだ、くらし)
12月に公演をする新しいソロ作品の全体像がみえてきました。
まもなく詳細を発表できそうです!

今回の作品は、カラダの動きが先行して進んできました。昨年度に行なったいくつものパフォーマンスと同時進行して、プライベートな稽古のなかで動きのスケッチを繰り返しながら練ってきた独舞です。
ダンスは色んなことがキッカケになって生まれてきます。世のことや生活まわりから出たテーマが出発点になった作品もあり、音楽の響鳴をそのままシンクロナイズした作品もあり、作品と言うより現場の即興による舞台もあり、公演のたびにダンスの衝動は千変万化です。
そんななか、今回は、まずカラダの奥からの欲求がドドーッと出てくるのが先だったのです。
思いというよりは熱と言った方が良いのでしょうか、コトバになるよりも速い速度で、動きの断片が次々に顕われて仕方が無いと言うことがあります。これは何なんだろう、このカラダの中から、流出してくる、形や運動の絡まりは・・・。おそらく、日々の経験が反映しているだけではない、さまざまな予感や欲望や夢が、いやおうなしに骨や身を突き動かして語りかけてくる。それを解読するように、作業は進行してきました。真夏の炎天下、音も無く言葉も無く延々と動き続けていた身体(あるいは、その動きの連続)を、秋の訪れのなかで見つめ直す作業は、自然物の解剖のようでもあり謎解きのようでもあり、いまさらながらダンスというものの発生は不思議なものだと感じ直しています。
カオスのようなウゴメキを「振り」へ変換したり、カタチになりすぎたものを再び砕いたり、水をふくませるように溶解したり、言葉を与えて喝を入れたり・・・。

身体は何かのメッセージをたずさえていると思います。
その声に耳を傾けながら、急速にダンスが高まっています。

(近日、公演情報をアップ=予約を開始します。
これからも、ときどき進行状況を書きますので、よろしくお願いします!!)
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