『宇宙からの帰還』。昨日、本当に久しぶりにこの本を開いたのですが、やはり吸い寄せられるように読んでしまうのでした。もう何十年も経っているのに面白いのです。何十年も読んでいないのですが、なぜか、本棚の、手の届くところに、ずっとこの文庫本がありました。高校生のとき最初に買ったのは単行本でしたが、初めて読んでから随分経ってから、あるとき旅行に持っていくために文庫も買って、さほど何度も読んだわけではないのですが、ちょっとした時に読みたくなる本でしたから、すぐ手の届くところにあり続けていたのでしょう。いつのまにか子供たちも読んでいたようです。政治の世界についての本も、脳の本も、それから、臨死体験についての本も、、、。立花隆さんの本は、どれもが強烈な内容でしたが、どれもが読んでいてワクワクするようなスリルに満ちていました。そして、ある世界への興味がどんどん広がってゆくきっかけを与えてくれるのでした。立花氏の著作に出会わなかったら、僕は少し違う人になっていたかもしれません。そして、いつも素晴らしいなあと感じていたのは、興味のあるものに徹底的に関わって、それを書く仕事に集約し、形にして世間に開こうとする、氏の姿勢でした。僕は書く人ではないのですが、やはりダンスというものに興味を持ってやってきたなかで、興味あるものにとことんのめり込んでゆくことが、どれだけ大事かを痛感してきました。読んだ本の作者が持っている姿勢とか生き方には、知らないうちに影響を受けていると思うのですが、立花隆さんはそのような作者の一人です。また一人、大切な人を失いました。
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公演活動を再開します
櫻井郁也ダンスソロ2021『血ノ言葉』
SAKURAI IKUYA DANCE SOLO 2021 "UR-SPEAK"
7/17〜18
東京・六本木 ストライプハウスギャラリー地下
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Stage info. 櫻井郁也/十字舎房:公式Webサイト
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