世界中が同じことで困って長い。
こんなことは初めてだ。
深刻、とはこのことか、、、。
このウイルス状況を「戦い」と呼ぶ人の気持ちはわからなくないけれど、
でも、僕は、あんまり「戦い」という言葉を使いたくない。
荒ぶる言葉をつかうと、すさんだ心になってしまう。
気持ちを引き締めなければならない状況だけれど、心がすさんではいけない。
人間は心の生き物だ。
心がすさぶと、なにもかも、本当に壊れる。
言葉には心をつくってゆく働きがある。
大変な状況でも、良い言葉によって、人は静かな心になれる。
静かな心からは、必ず知恵が生まれてくる。
すさんだ心からは、必ず破壊が生まれてくる。
言葉に敏感でいたい。
心は言葉によってつくられる。
このウイルス地獄のなか、
知恵を出し合って、協力しあうべき事柄が、刻一刻と増えている。
戦争と真逆に、かつてないほど人と人が支え合う心が試される。
世界は長いあいだ対立と競争の図式で過ごしてきたが、
ここからは、共感と友愛が、重要なテーマになる時代がくると思う。
だけど、それは同調圧力を生みやすい状況でもあると思う。
いつのまにかトップダウンによる行動が増えてゆくことも、こわい。
ひとりひとりが自分の考えを失わないように工夫しなければならない。
いかに個としてあり、かつ、互いに尊重しながら共通の困難を乗り越えてゆくか、、、。
コロナ後には大きく世界が変わっているだろう、という意見があちこちから聴こえる。
どう変わるのか。
どう変わるべきなのか。
その鍵を握っているのが、いま刻一刻の行動や考えなのだと思う。
僕自身がなんとなく予感しているのは、これは単なる災いではなくて、さまざまな価値やシステムや思考回路や生き方などの、
「再構築・再編成」への準備期間なのではないかということだ。
(引き続き、いろいろ考えてみたい)
lesson 櫻井郁也ダンスクラス
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