福島原発の事故と日本人の現在を題材にして話題になっている映画の公開が決まったと知り、日を待っています、それは、
『STOP』
というタイトルでキム・ギドク監督の作品で、ギドク氏はこの作品をつくるために日本に来て監督・撮影・照明・録音を全て一人で行ったというのです。
ギドク監督の作品は、ベルリンで監督賞(‘04)。ベネチアでは監督賞(’04)と最高賞(‘12)を受賞するなどしていて、大変な話題になったけれど、僕はそれをあまり知らないまま「アリラン」というドキュメンタリーを、たしかもう5年くらい前か、見ましたが、苛酷なくらいに人間を詰めてゆく、重い映画で、それだけに震えるような体験がありました。これは彼自身が自分で自分自身を撮り、映画監督としての自らが考え得る限りの自らを問う、といえば良いのか、非常に混乱さえする内容だったのですが最後には言うに言えない特別な感動が湧いてくるのでしたから、今回の『STOP』は一体どうなるのか、強く期待しております。
限られた回数での公開みたいなので、予定を立てておこうと思うのですが、東京近辺は5月と6月のようです。
予告編
もう一つ、以前からはやく観たいと気になっているのが、ドイツのドリス・デリエ監督の
『GRÜSSE AUS FUKUSHIMA』(フクシマ・モナムール)
という作品です。
ベルリン映画祭やウクライナの映画祭で高い評価を受けたが日本での公開は未だいつ頃かも告知されていない。日本を描いて秀作と噂されるのに、社会的に繊細なテーマや歴史認識の問題を扱う映画は、観るチャンスが限られることがあったり、なかには、結局公開されなかった、という映画も多いが、そうならなければいいのに、と思います。
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『STOP』
というタイトルでキム・ギドク監督の作品で、ギドク氏はこの作品をつくるために日本に来て監督・撮影・照明・録音を全て一人で行ったというのです。
ギドク監督の作品は、ベルリンで監督賞(‘04)。ベネチアでは監督賞(’04)と最高賞(‘12)を受賞するなどしていて、大変な話題になったけれど、僕はそれをあまり知らないまま「アリラン」というドキュメンタリーを、たしかもう5年くらい前か、見ましたが、苛酷なくらいに人間を詰めてゆく、重い映画で、それだけに震えるような体験がありました。これは彼自身が自分で自分自身を撮り、映画監督としての自らが考え得る限りの自らを問う、といえば良いのか、非常に混乱さえする内容だったのですが最後には言うに言えない特別な感動が湧いてくるのでしたから、今回の『STOP』は一体どうなるのか、強く期待しております。
限られた回数での公開みたいなので、予定を立てておこうと思うのですが、東京近辺は5月と6月のようです。
予告編
もう一つ、以前からはやく観たいと気になっているのが、ドイツのドリス・デリエ監督の
『GRÜSSE AUS FUKUSHIMA』(フクシマ・モナムール)
という作品です。
ベルリン映画祭やウクライナの映画祭で高い評価を受けたが日本での公開は未だいつ頃かも告知されていない。日本を描いて秀作と噂されるのに、社会的に繊細なテーマや歴史認識の問題を扱う映画は、観るチャンスが限られることがあったり、なかには、結局公開されなかった、という映画も多いが、そうならなければいいのに、と思います。
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