人は理由に依存する。
今、苦しみの渦中にある人であれば、何故今自分がこんなに苦しいのか。
その理由や原因を知ろうとするだろう。そして、知る事で安心したいのだ。
一方で、一見して幸せな人を見ても、同じように今の状態に至る理由や要因を知ろうとする動きが見て取れる。
苦しんでいる人であろうと、幸福な人であろうが、今自身が置かれている状況を理解したい、それに至った原因を知りたいという欲求が常にあり、それを知らずにいては不安というか、落ち着かない気持ちになるように思う。
説明が拙いので、端的にまとめると、人は『因果関係』そのものに対する依存をしているという事。これは、本当に微妙でそれを自覚している人はあまりいないのではないかと思っている。