今 現在 住宅の断熱材は いろいろな方法やものがでています。
よく一般的に使われているのが グラスウールと言われる断熱材です。
これの一番のメリットは 価格が安いことです。
しかし ゲラスウールというものは 断熱・防火には優れていますが デメリットとしては 湿気に弱いということです。
以前 会社で 働いている時 家の改造やリフォームなどで 家の壁を解体するとほとんどのグラスウールの断熱材は
湿気で重たくなったのか 壁の下の方にずり落ちていました。
壁の中は 自分たちが想像してるよりはるかに 結露しやすい状態になっているんだとその時思いました。
といっても今や住宅も単価競争です。
いかに安くていいものを作ってもらうか きっと家を買おうというお客さんは それを望んでいると思います。
でも 作り手からして見ると単価を安くするには 絶対にどこかでコストをカットするしかありますん。
最近の木造の住宅では コスト削減で 家の構造材などは ほとんどがプレカット工法(機械が加工)
そして 今 地震対策で 義務付けられた金物をつければ 家は大丈夫なんだという考えなのか 家の構造材は ほんとに細い材料を使われている会社が多いですよね。
でも その会社は会社で家作りの考え方があると思うので文句をいうつもりはありませんが
同じ建築業にたずさわっているものから見ても ほんとにいいのかと思ったりもしてしまいます。
話しが かなりそれてしまいましたが 家の断熱材として他のも セルロースファイバーやロックウール・ポリスチレフォーム
ウレタンフォーム・シープウール 多分他にも まだあるかと思います。
そして僕が 家作りで取り入れているのが 昔ながらの土壁というものです。
それぞれものによって価格や特徴が違います。
そもそも今回 断熱について書かせてもらったのは 先月 家をこれから建替えを考えている方から
家の見学は出来ませんかというメールを頂き 昨年 建てた家をお客さんに頼んで 見学させてもらったのですが
今 住んでいる建物が 築70年ほどで 冬寒いということをかなり気にかけていました。
築70年ということは もちろん壁は 土壁です。
ということで 初めて断熱材についていろいろ調べてみました。
その断熱材の メリット デメリットを・・・・。
結果 やっぱり一番 家の壁にほんとうに適してエコなのは 昔ながらの土壁だと思いました。
土壁は 吸湿があります なので湿度が上がれば 壁が吸収し湿度調整をしますし再び土壁のリサイクルも可能。
他にも 蓄熱作用もあるため 内部を暖房し 一旦暖まると冷めにくい性質もあります。
しかし デメリットもあります。それは 断熱効果でした。
なので それを補うのに 僕が調べて見つけたのが タイべックシルバーをいう透湿性のある防水シートです。
これは 断熱効果のある防水シートで グラスウール50mmと同等の断熱効果があるそうです。
今 住宅も新しいものが日々考えられかわっていっています。
しかし 全部がけして住宅にいいとは思いませんので そこは作り手の僕らが ほんとにいいと思えるものをお客さまに提供していかなくてはならないんだと思います。